ADAMOMANのこだわりブログ

特撮ヒーロー、アメコミヒーローを中心にこだわりを語るストライクゾーンの狭すぎるブログ

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バイオハザードRE:2のせいで精神を病みかけた話

BIOHAZARD RE:2 Z Version - PS4

ちょっとやり過ぎたんかな…のめり込み過ぎたんかな…

前回は激賞したゲーム「BIOHAZARD RE:2」のネガティブな面も語ってみたいと思います。

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◆RE:2後遺症

前回は、私がバイオハザードシリーズを長らく愛好しながらも最近にしてようやくハイスペックのハードを入手してRE:2を初プレイした興奮のレビューをお届けしました。

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あれから7時間弱でクレア表を丸一日使ってクリアしたんですが、

ちょっともうお腹いっぱいというか、しばらくやりたくなくなっちゃったんです。で、実際ほんとにここ2週間は1秒もプレイしてません。

なんかゲームと現実の区別がつかなくなってくるんですよね。いや、何をそんな大袈裟な、と思われるかもしれないですけど、仕事中に職場の階段をのぼりおりするときとかも、あのラクーン警察署の真っ暗な階段の踊り場と、板で封鎖した窓から伸びる手とか色々フラッシュバックしちゃうんですよ。

このゲームのこと思い出すとちょっとウッとなるというか嫌な気持ちになっちゃうんです。

え、これもしかしてPTSD?ぁいやそこまでではなく、多分めちゃくちゃ軽度の急性ストレス障害ってやつだと思います。あのスピッツの草野マサムネ氏が東日本大震災のときに陥ったというアレです。

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…やっぱりこのゲーム、怖すぎるんです。

あの真っ暗かつ血みどろの警察署の廊下を歩き続けると…

もう本当醒めない悪夢をずっと見ているような恐ろしい感覚に飲み込まれそうになります。

あ、あくまで(自称)共感力が高く繊細な少年の心を持った私だからです。普通はそこまでにはなりませんからご安心を。

 

◆心と体が分裂寸前に

いやいやあんたノリノリで感想レビュー書いて「ずっとプレイしてたい!」とか書いてたやんって突っ込まれそうなので弁明させて下さい。

攻略自体は本当にめっちゃくちゃ楽しかったです!こんなに楽しすぎてやめられなかったゲーム久しぶりでした。

攻略に向けてのロジカルな頭は非常に冷静に回転していました。例えばクレア編で、署長が駐車場に現れたシーン、署長が出てきた扉が「入ってこい」と言わんばかりに全開になってるんですが、やっぱりそっちは行き止まりで、まずはもう一つのドアの方から攻めるしかないんです。

そういう、作り手の意地悪思考というか、カプコンの考えることって結構わかっちゃうんです。んで、その予想が当たるのも嬉しいし面白い。ベタで定番、それでいい。それでこそリメイク。

あと、「敵も固くて弾薬も少ないから避けゲーだ」って言う人いますけど、ゾンビ残しすぎたらどう考えても追跡者登場後に詰むので、基本私は「殲滅派」です。ほぼ全ての敵は1匹残らず駆逐してます。案外弾は普通に足りたし、だから追跡者からの逃走やアイテム回収に専念できたのは良かった。

ただ、そのおかげで比較的プレイ時間が長くなっていて、それが原因でこの 「RE:2」の世界にのめり込みすぎたのかもしれませんね...「脳みそ」は冷静に戦略を練ってるのに、「心」の方がついていかない状態?って言うんですかね。気持ちの面では「怖い、もう逃げたいやめたい」なのに脳みその方が「おもろい!どんどん進めたい!」ってわけわからん分裂状態になってました(笑)

要はそんだけ「のめり込ませレベル」がべらぼうに高いゲームってことです。

 

◆辛めのレビューについて

そんなこんなで、世間的にはこのゲームどう評価されてんだろ?と思ってAmazonのレビューをざーっと読んでみたんです。

ちなみにですが、このゲーム恐ろしいくらい売れてて、先日累計売上が1260万本突破してシリーズトップ、カプコン歴代売上でも第3位だそうです。

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んで、Amazonのレビューですが、やっぱり高評価の中にも辛口のレビューが混ざってます。辛めの評価についてまとめると以下のような感じかな?と。

  1. 謎解きがわかりにくく難しい
  2. 射撃が難しく爽快感に欠ける
  3. タイラントがウザい
  4. 下水道以降盛り上がりのないストーリー
  5. 失われたザッピングシステム
  6. 難しすぎるクリア特典

ではここからは、私が思うところをまとめていきます。

謎解きの難度について

言わんとすることはわかります。確かにウザかったなと思うのが金庫です。

初見プレイでは自分が今何階にいるかも西側にいるのか東側にいるのかもわからなくなりがちなので、ファイル見つけてもそれがどこの金庫のナンバーかよくわかんない。

それに加えてロッカーのダイヤル錠まであちこちに散在していて、答えの出し方もファイルだったり写真だったり壁の殴り書きだったり、やっぱり不親切です。

あとはポータブルセーフの中の外されたボタンとか集めるの大変だし、あれも結構なストレスですよね。

S.T.A.R.S.バッジ及びドングルキーも可変式で結構難しい謎解きです。

でもあの辺ってほとんど弾薬とか武器の強化につながるものが多くて、敵が固くて多い本作においてはひとつも逃したくないんですよね。けれども全てコンプするためにはあの警察署の中を何回も行き来しなければならないという。しかもタイラントさんの追跡をかいくぐりながら…。

...ただ、それを楽しむゲームじゃないの?

なんであんなに謎解きが難しいかって、そもそも「バイオハザード」ってのはソンビゲームじゃなくて脱出ゲームだからです。極限状態に置かれた人間がいかに冷静かつクレバーに事態を打開できるか?を試されているんです。

っていうか厳密には「難しい」んじゃなくって、「面倒くさい」だけです。真面目にしらみ潰しにやり込めば1周目で大体解けるはずなんです。ただ、そこまでやり込めない、もしくはやり込みたくない=「怖い」んです。だってロッカーの鍵ひとつ開けるのにまたあのイヤなところ走らなきゃとか色んな葛藤が生まれるように設計されてるし。本当は「難しい」んじゃなくて「怖い」んです。

あと、これは後に登場する事項ほぼ全てに共通していることなんですが、多分このゲーム、バイオシリーズ経験者向けに作られてます。もしくは、外国向けに作られてます。

悪いけど、家族で一緒にWiiリモコン振り回してるかスマホでツムツムばっかりやってるようなバイオ初見日本人なんか眼中にないんだと思います。既にバイオハザードを20年以上やり込んでいる玄人は世界中に何千何万といますし彼らの方が家でバカみたいにゲームやり込んでるんで中途半端な出来では満足してくれないんですよね。そんな人たちを納得させた方がお金になるのは目に見えてますし。

 

射撃が難しく爽快感に欠ける

これもまぁわかります。初めてプレイしたときはビビりました。まじで全然弾当たらないんですよね。だから撃ち過ぎて弾を浪費するとかじゃなくて、外し過ぎて弾を浪費する恐怖というものに初めて直面しました。

ただ、そこをうまく調整するためのディフェンスアイテム(ナイフ、閃光弾、手榴弾etc)は比較的充実していたなと思います。

あと、上述の通りこのゲームは「1」や「2」、そしてフルモデルチェンジを経た「4」以降のバイオシリーズ(更には「7」)もやり込んでいるファンを意識しているので、というかそういう進化過程を経て誕生しているので、操作性としては「4」以降のものに近く、経験者なら割とすぐ慣れます。

まぁそれと比べても難しくは感じるんですが、その難しさが独特の緊張感を高めています。ゲームらしい操作性の高さをあえて封じることで恐怖感を高めたのが元々のバイオハザードシリーズでしたからね。

私としてはこの不便さがリアルに感じられるから好きですけどね。現実でもいきなり銃を手にしたって弾は当てられないって言いますから。

 

下水道以降盛り上がりのないストーリー

これは言われるまであんまり気にならなかったところではあるんですが、実は下水道あたりってある程度武装も安定してきて(主人公の「歩く武器庫」化)、しかも追跡者の魔手からもほぼ逃れられたタイミングでもあるんですよね。つまり、序盤に比べて難易度がグッと落ちてくるタイミングでもあります。

そうするとおそらく緊張感が解けたのか知りませんが物語にイチャモンがつくようですね。

まぁ確かにこのゲーム、序盤が一番鬼畜ゲーなんです。操作に慣れない、弾は少ない、武器はハンドガンのみ、手ブレもすごいしリロードも遅い、狭い廊下にひしめくゾンビ、回復も使い果たした、暗い、怖い、ここはどこ?相当なストレスがかかります。

それに比べれば確かに下水道は比較的イベントも少ないのでストーリーに起伏がないと言えばそうかもしれませんね。ただ、探索好きの自分としては、タイラントに邪魔されず結構じっくりマップ内を歩き回れるのは嬉しいです。

あと、主人公の動機が「街からの脱出」だけではなく、「サブキャラ救出」にシフトしていくのもちょうどこの下水道あたりからです。それなりに物語の変化はあると思います。

最後の研究所は割とサックサク進みますね。でも正直ここはこのくらいがちょうど良かったかなと思います。ボス戦が想像以上にヘビーだったので。

 

その他

「タイラントがうざい」ってのも、「そういうゲームなんですけど」って話で十分です。ただ、「ザッピングシステムがほぼ失われている」という指摘は否定できないですね。私もクレア表をクリアしたときに気づきました。「表か裏か✖️レオンかクレアか」の4通りではなく、「レオンかクレアか」でしかシナリオが分岐していないんです。だから敵の配置もほぼキャラによって固定されてるので、新鮮さとか恐怖はそこで緩和されてしまってはいましたね。

ただこれは原作のバイオ2のプレイバリューが凄すぎたってだけかもしれないです。結構このザッピングシステムが魅力だったので、そこがリメイクでほぼ失われていたのは残念でした。

あと、「クリア特典難しすぎ」も否定できません。誰があんなのフルコンプできんの?(笑)

ただ、金さえ出しゃなんとかなる時代になったのは本当にありがたいですよ。そんなに高額じゃないですしね。

あと「シェリーが芋っぽい」も否定できません。

 

まぁ要はこのゲームの良くない点ってほぼ「怖すぎてやりたくなくなる」ってところくらいしかありません。ホラーゲームにとってはこれ以上ない褒め言葉やないですかね。

なんか細々とあれこれ揚げ足取りしてるレビューもありますけど、要は「怖いよー!」って言ってるようにしか私には聞こえません(笑)

(了)

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