という訳でまたまた前回の続きです。
◆完成!カウルミラーカスタム!
説明書もろくに入っていない台湾製カスタムパーツを前にうろたえるバイク屋のにーちゃん。取り付け無理だったら諦めてくださいとのことだったが、2日経ってすぐに電話が鳴った。
「あのーフロントカウル外してみたんですけど…」
「はい…」
「うまく取り付けできそうなので、フェンダーレスも全部終わったらまたご連絡しますね★」
良かった…!これであとは完成を待つのみ!いやー長かった…ここまでの道のり…。
説明書がろくにないということは、無くてもつけれるくらい単純ってことなのだろうか。ちなみに付属していた例の半ピラ、
これどうやら原寸大でフロントカウルにかぶせて穴を開ける目印用紙だったそう。それでもちょっとズレてたらしいのはご愛嬌か💧
なにはともあれ工賃は合計¥32,890!
もう高いのか安いのかわかりませんw
一応内訳はこんな感じです。
実はリアフェンダーレスが一番大変だったらしく工賃も一番高い。
とりあえず比較画像!左がビフォア、右がアフターです。
もう感無量です...!!😭カッコ良すぎます✨✨✨念願念願のカウルミラーです!
...が、本当に驚くのは乗ってからでした。
◆◯◯が変わった!!
乗った瞬間、新鮮かつ懐かしい感覚に見舞われました。
そうそう、これこれ!というカウルミラーを通した視界はスーパースポーツに乗っていた頃のそれとそっくりです。尚且つそれがスクーターの上で体感できるのですからなんと新鮮なのでしょう!
10万くらいかけた今回のカスタムでしたが、逆に言えばたった10万円でまるで新車に乗り換えたかのような実に新鮮な感動を味わうことができました。
まず、目元をキョロキョロさせなくてもミラーの情報がすぐ視界に入ってきます。とにかく運転しやすい。
あと、ハンドルからミラーまでの間に距離が生まれたことで、乗っているバイクの車体がめちゃくちゃデカくなった気がします。ぶっちゃけTMAXくらい大型のスクーター運転してる気分が味わえちゃいます!
あるいは、ホンダCBスーパーボルドールみたいな?!
仮面ライダー好きにわかるように例えるなら、今までがトライチェイサー2000だとしたらカスタム後がトライゴウラムになったような感じです。大袈裟に思われるかもしれませんが本当にそれくらい変わります。
それにはちゃんと理由がありまして、狭い道路や混雑時のすり抜けの際などは、ミラーに体を近づけなければ周囲の正確な情報は掴みにくくもなりました。つまり、スクーターなのにスーパースポーツのような前傾姿勢をとった方が近距離の視界が良好になるということです。
(※勿論今までのようにグッと体を引いてリラックスしながらゆったり走ることも可能なくらい視界は充分広いです)
ミラーの位置が変わっただけで、乗車姿勢までがガラッと変わるのです。
だから劇中のクウガのようにグッと前に体を倒しながら運転する場面も結構ありますし、マジェSはリアBOXのおかげもあってか車体が前後に非常に長いスクーターです。その前後の距離感が、カウルミラーによってさらに強調されたので、まさに大柄のトライゴウラムを操っているかのような錯覚を覚えます。
ともかく、便利な便利なスクーターを扱いながら、乗り心地は半分大好きなスーパースポーツが味わえるなんて、まさに夢のようです...✨もうまさしく理想のカスタム。ここまで時間とお金と労力をかけてきて本当によかった😭
あとちなみに、「すり抜けしにくくなるのでは?」という懸念は真逆で、むしろこっちの方がすり抜けはしやすくなったように感じています。
正直このカスタムのデメリットは「すごいお金かかった」以外何もない気がしますw
あと、工賃が一番高かったリアフェンダーレス化は目立ちにくいですが地味にいい味出してます。やっぱスッキリしましたね。
◆華麗なる台湾パーツ
今回お世話になった台湾のカスタムパーツも多く取り揃えているこちらのサイトですが、
やはり強く感じるのは、そもそも台湾バイク業界にはおしゃれにかっこよくバイクをカスタムするという文化が根付いているということです。
前回紹介したカウルミラーの類はもう選びきれないほど種類があるし、ミラーの長さやら形状、スクリーンの色や大きさもよりどりみどり。
その他グリップやスマホホルダーといった基本的なオプションパーツは勿論のこと、日本では絶対にお目にかかれないようなパーツがゴロゴロ転がってます。
これとかカウルの横につけるただの羽根です。日本だと¥5,000未満のものは一つしか見つけられませんでしたが、台湾のサイトには色違いも含めていろんなところにつけられるウィングが無数にあります。
いやしかし安い!千円未満でも普通にたくさんあるのが衝撃です(日本で千円未満のバイクパーツなんて基本ゴミかガラクタ)
こんなのもあります。自分好みの色のデカールを貼り付けることができますし、とにかく安い。自分だけのバイクにカスタムするという環境が整いすぎです。
このYAMAHAらしい大音叉デカールはなかなかカッコよくてインスタでもよく見かけますね。青に金色の大音叉は結構映えるしオシャレ👍
マスターシリンダーキャップなんか台湾のこれが一番かっこいいし何より安い!日本だと、これよりダサくて値段が5倍以上のものしか楽天でも見かけません。ハッキリ言ってこの国のバイクカスタム文化は終わってますね。
このパーツ何に使うと思いますか?
漢字があちこちに散りばめられているデザインセンスは目を疑いますが…
※台湾では漢字は勿論日本語のデカールを貼り付けた車体も多い。
ハンドル下のフックを増殖させるキットでした!単純なアイデアですけど面白い商品ですね。
こんなキーシリンダーキャップもあります。アイアンマンのマスク開閉シーンを思わせるギミックが面白いですよね(買わないけど)。
でもこの車のスタータースイッチカバーはカッコいいよね!気分はS.H.I.E.L.D.のエージェント!
気分はオートボット!
総じて日本では考えられないくらい台湾のオンリーワンカスタム文化は発展してると思います。
そりゃあ、やれ「すり抜けで便利」だわ「燃費第一」だわ「駐輪スペースを気にしない」だわ「通勤快速」だわ
(バイクに対して使う言葉の中で一番キライ)
現実的なとこばっか見てる日本人のバイク観では理解されないでしょうね…。とことん貧しくなったなこの国は!
◆まさかそんなとこまで?!
あらかたマジェSのカスタムは片付いた…んですがあともう一つ気になるところがあります。それがフルフラットのステップ部分です。
勿論こんな風に足元が平らなおかげでたくさんの荷物を運ぶこともできるし、利便性の面を取ればここは絶対このまま残しておくべき部分でもあります。なんなら、このフルフラットステップがあるからマジェスティSを買うって人もいるくらい。
更にこのスタイルを継承したニューモデルマシン・XFORCEが最近YAMAHAから発売されたばっかりです。
※デザインや共通パーツの数からしてもマジェスティSの後継機のようです。
このXFORCEにしても、顔はめっちゃイケメンになったんですけどフルフラットな足元だけどうしても気に食わないんですよね。
なんかバイクの癖に人間に忖度してごますってるみたいなのが気に食わない。
スクーターなんて一歩間違えればただの動くイスですからね。
バイクは「人間の分際で俺を乗りこなしてみろ」みたいにとんがってるべきだと思うんですよね(?)
ま要は、一歩間違えたら「でっかくなった原付」って思われかねない要素を、個人的にはなるべく排除したいんです。
と、思ってインスタ眺めてたら…
…え?
ステップ埋まってる?!
ということで見つけてきました。「龍骨」という愛称で呼ばれるフラットステップを埋めてしまう専用カウルです。
こちらはXFORCEに装着した画像ですが、
勿論SMAX = マジェスティSにも装着可能です。さすがの台湾カスタム業界でもこの「龍骨カスタムパーツ」のSMAX用はこれくらいしか見つけられませんでした。
値段は$6,300…ということは日本円で約¥31,500…ということは日本に取り寄せる頃にはまた5万超えか?😅
(そのときはまたTWINTRADEさんよろしくです!!)
…次は龍骨カスタムか!
まぁ多分これやったら私の台湾SMAXカスタムは完成かな。近々龍骨カスタムやることになったらご報告します。
またメルカリで改造資金あつめるか!