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— DC公式 (@dc_jp) 2021年3月9日
『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』邦題&初夏デジタル配信&BDリリース決定🎉
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ありがとう…本当にこのときを待っていました。けど、ひとこと言わせて下さい。
◆ブチ上がった5年前から…
遡ること5年前…
JUSTICE LEAGUE Official Trailer (2017) Ben Affleck DC Superhero Movie HD
それは、Icky Thumpのギターサウンドと共に始まった。
もう何百回見ただろう。2016年にYouTube上に公開された「ジャスティスリーグ」劇場版の予告編である。
前作「バットマンvsスーパーマン」を思わせるシックな色調と重厚な世界観の中、とても味方になりそうにないアーサー・カリーのいかつすぎるオーラ、BvSの後、距離が縮まったのかすっかりブルースと仲良さそうなダイアナと、前作にはなかった軽妙なやり取りに漂うちょっとポップな雰囲気、そして早口コミュ障ヲタクのバリーに、謎の新キャラサイボーグ…。
血潮がたぎるとはこのことだろう。とにかく、期待しかしてなかった。
…のにだ。
◆落胆の連続へ
公開が近づくにつれ、本作を取り巻く状況はどんどん悪化していった。
まず、ザックスナイダー監督降板の知らせ。そしてその理由として説明されたザックの愛娘の自殺…。
続いて、公開時間が2時間に圧縮されるという情報も流され、徐々に暗雲が垂れ込めていった。
しかし、とにかくこのジャスティスリーグが楽しみで楽しみで、これを観るまで死ねない!ワクワク前のめり状態のテンションに歯止めが効くはずもなく、「まぁなんとかなるだろう!」と半ば祈るような想いで劇場へ足を運んだ。
そして、どこか騙されたような、狐につままれたようなテンションで劇場を後にしたあの日のことは今も覚えている。
その詳細は別記事にて。
◆「売れない」評価転覆へ
しかし昨年、ザック・スナイダーカットの製作とHBO Maxでの配信が決定、更には先日、日本でのデジタル配信とBD発売も先日正式に発表された。
これがいかにアンボリバボーで凄まじい事態か。他の特撮作品の例えで恐縮だが、
「仮面ライダー響鬼の30話〜48話の髙寺Pバージョンが公開されるようなもの」と言えば伝わるだろうか。
どちらも「こだわり」が強すぎるあまり「売れないコンテンツ」と評価されてしまい、上層部によって製作体制を一変させられてしまったのだ。
しかし、今回のスナイダーカット製作と公開は、「売れないコンテンツ」と見切りをつけられた作品が、モノの数年でその評価を覆し、一部のファンの熱意によってちゃんと「金になる」と認められた証だろう。加えて、「そんなものは存在しない」と言われていたスナイダー・カットが、実はちゃんと存在していたことの証明でもあった。
◆なぜ今スナイダー・カット?
Justice League: Director’s Cut | Official Teaser Update | HBO Max
「仮面ライダー響鬼 髙寺カット」とでも言い換えられようか、しかしそれは、そもそも放送中に製作体制が大きく変更され、最終回まで走り切ってしまった「響鬼」ではもう絶対に実現不可能なのだ。
そんな、本来なら絶対にあり得ないはずのザックスナイダーカットが実現してしまった背景には、
・WBが乗り出した新たな動画配信サービス「HBO max」の呼び水が必要だった
・「スナイダー・カット」の存在を認めても「マルチバース設定」によって劇場版と共にDCEUの歴史の一部にすることができる
という事情があるのではないかと私は考えている。
いずれにせよ、待ち望んでいたファンにとっては実に嬉しいサプライズであったことには間違いない。
◆しかし一言物申す!
でも、それでも、もう遅いんだよなぁ…と思う気持ちもある。
あのとき、あの2017年のワクワクが最高潮に達したあの瞬間にザックが本当に目指したJLが公開されていれば…。それも本音だ。
2017年と言えば、MCUでは前年の「アベンジャーズ エイジオブウルトロン」でフェーズ2が終了し、「シビル・ウォー」と共に始まったフェーズ3にてスパイダーマンが本格参戦、そして「ホームカミング」公開...と、「インフィニティ・ウォー」に向けてバリバリに盛り上がっていた頃。
それと並行する形でDCでもヒーローたちがアッセンブルする!となれば、もうそれは筆舌に尽くし難い興奮だったのだ。すっかり映画館でヒーローたちに出会えなくなってしまった近年とは、丸っきり状況は異なっていた。
あれから4年。正直、スナイダーカットが出るまで、長過ぎた。疲れた。
MCUが盛り上がっていたあの2017年当時に、
「DCにもこんなにカッコいいヒーローたちがいるんだぞ!」
としたり顔がしたかった。なのに「JL」がコケて、DCファンとしては、正直赤っ恥かかされたような気分だった。恋心で言うならば、ちょっと冷めちゃった、それも本音なのだ。
俺なんか、鷹の爪団とJLのコラボDVDまで買ったんだぞ!とことんノリノリでこの祭りに参戦したのに…だのに…。
だから、よっぽど感動できる、最高に面白い「JL」でないと2017年のあのときの自分にはもう戻れない。国内での配信やBD発売の続報が無ければ、完全にスルーしようとさえ思っていた。そのくらい、私の落胆は実に大きかった…。
◆次々流れるワクワク続報!
そんなファンの落胆を持ち直してくれるような嬉しい情報も多数上がっている。
JUSTICE LEAGUE Snyder Cut Trailer # 2 (NEW 2021) Joker, Batman, Superhero Movie HD
まずは、ジャレッド・レト演じたジョーカーの再登場とBマンとの共演!
ロビン殺害の経緯が明らかになるとの噂もあるが、ナイトメア世界で描かれることもあってかジョーカーを見るバットマンの眼にも怒りや憎しみはあまり感じられない(背後にサイボーグがいるのも気がかり!)。何よりも、スナイダーバースにおけるバットマンとジョーカーの邂逅がじっくり描かれるとあって興奮度はMAXに!不遇に不遇が続いたレト版ジョーカーの面目躍如が期待される!(登場シーンは短いらしいけどね)
そしてデスストロークの再登場。
ザック・スナイダー版『ジャスティス・リーグ』でジョー・マンガニエロの新しいデスストロークがお披露目!
ジョー・マンガニエロ演じる渋カッコ良すぎるデスストロークが再登場するのは実に実に嬉しい。果たしてバットマンと一戦交えてくれるのだろうか?はたまた、人類の危機に案外ナイスな立ち回りでも披露してくれるのだろうか?
更にはスーパーマンのブラックスーツの登場。
「ジョスティスリーグ」では映像特典に一瞬登場したのみだった黒スーツ。ほら、やっぱスーパーマンて本来黒復活だったんじゃねぇか。改変してんじゃねぇよ。
そしてそして、バットマンの戦車級巨大バットモービル!
ジョーカー、そして新ヴィランの声が響き渡る!!『ザック・スナイダー版 ジャスティス・リーグ』特別映像 - YouTube
あの伝説のコミックス・「ダークナイトリターンズ」に登場した化け物戦車がまさかの登場。これは元々公開版にも登場予定だったのか、それともザック版が確定して追加登場することとなったのかは謎だが、ただコイツの横にベンバッツが立っている、それだけでサマになる!興奮する!というかこれどこで使うんだろうか?
特にバットマン周りの追加情報が多くて実に嬉しい。2016年のBvS以後、ろくなバットマン映画を観ていないこちらとしては実に5年ぶりにホンキホンモノのバットマンが観られる訳だ。
そう、こちらとしてはもう過去の黒歴史もジョスティスリーグも全部忘れて、新たなDCの映画がやってくると思った方が良い。
◆でもいっちばん嬉しいのは...
多分本当に嬉しいのはコレだと思う。
Zack Snyder's Justice League Official Soundtrack | The Crew at Warpower - Tom Holkenborg
ジョスティス・リーグでジョスによって更迭されたジャンキーXLの再起用だ。
彼がいてこそ、DCEUの世界は完成される。彼がいないDCEUなど、あり得ないのだ。
あとは、是非とも4K版に期待!画角と構図にこだわるザックの作品だからこそ、劇場では見られないからこそ、自宅で観るなら最高の高画質で!
なんだかんだ、楽しみにしてます。