アダモマンのこだわりブログ

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【仮面ライダークウガ考察】②封印エネルギーとは何か?

放送から20年を数えるシリーズの記念碑的作品「仮面ライダークウガ」。そんなクウガに残された謎や設定の隙間を好き放題考察していく本シリーズ。

第2回は、「封印エネルギーとは何か?」について考察してみたい。

◆古代と現代の違い

EPISODE 33 連携

まず、本テーマに切り込むに当たっては、古代のクウガがグロンギに対して放った封印技と、現代のクウガがグロンギ に対して放った必殺技は全く異なっているという事実から押さえなくてはならない。

現代のクウガの必殺技を受けたグロンギ はみな、最終的に爆散=死亡しているが、グロンギの大半が九郎ヶ岳遺跡よりそのままの姿で復活したところを見るに、古代のクウガはグロンギをあくまで一時的な休眠状態=活動停止へと追い込んだに過ぎない

ここではまず、劇中描写も多い現代のクウガの必殺技から考えてみたい。

 

◆必殺・破断エネルギーの注入

EPISODE 30 運命

クウガの必殺技を受けたグロンギの部位には、「封印」を意味するリント文字が浮かび、そこを起点として封印エネルギーがベルトへと流入してグロンギは爆死する。

しかしよく考えるとこれはおかしい。なぜなら、「封印」と言いながら殺害しているからだ。ここから考えられる仮説は以下。

機能的には「封印技」だったはずのクウガの力を、五代は「必殺技」にアレンジしているのではないか?

では、グロンギの息の根を止める必殺技とは何か。その実態は、劇中終盤にも登場した、神経断裂弾に詳しい。

グロンギを決定的な死に至らしめるには、ある特殊な連鎖的爆発による腹部神経の断裂を誘発すれば良い。

これと同様の仕組みのエネルギー波を、クウガもグロンギに対して叩き込んでいるに違いない(神経断裂弾炸裂時のSEが必殺技SEと同じ)。

これはもはや封印という目的を超えており、ここではこれを「破断エネルギー」と仮称させてもらいたい。

 

◆爆発するのはなぜ?

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ファンの間でも意見が分かれているのが、最終的にグロンギが爆発するのは、ベルトに仕掛けられた爆弾によるものか?それともクウガの攻撃によるものか?というものである。

これに関して私は丁度その中間となる立場をとりたい。それは、

魔石ゲブロンを誘爆する仕掛けが、クウガの破断エネルギーには含まれている。

というものだ。

まず、ゲゲルを行うグロンギのベルトが時限爆弾になっていることは以下の事実からほぼ間違いなさそうだ。

  • ネズマという劇中未登場怪人が突如警官たちの目の前で爆死(ゲゲルの時間切れ?)
  • 唯一ベルトなしで必殺技を受けたギノガ変異体だけは爆発しなかった
  • 警察の検死でも、全てのグロンギはベルトを中心に爆発していることが判明している
  • ゲゲル開始の際、バルバの指輪でベルトに何かしらの細工が施されている

しかし、これらだけでは説明がつかない事象がいくつか存在する。

→ゲゲルの資格を認められていない=バルバの洗礼を受けていないグムンが爆死したのはなぜ?

→神経断裂弾を受けて死んだドルドが爆発しないのはなぜ?

→クウガの必殺技の強さによって爆発の規模が変わるのはなぜ?

 

◆トドメの爆発エネルギー

EPISODE 46 不屈

これらの矛盾を整合させる最適解は、

「クウガの必殺技」と「ベルト」の両方が無ければ、グロンギは爆発しない

ということではないだろうか。

つまり、クウガの必殺技は、腹部神経断裂と、ベルトの強制起爆の両方を同時に行なっているのである。

おそらく、魔石ゲブロンと反応して強力な爆発を起こす化学物質(=仮称・爆発エネルギー)が、クウガの破断エネルギーには多分に含まれており、この多少によって爆発の規模も異なるのであろう。当然強力な必殺技にはこの誘爆エネルギーも大量に含まれているため、周囲を焼け野原にしてしまうほど強力な爆発が発生する。

簡単にまとめると、現代のクウガが放つ必殺技は、腹部神経断裂を目的とした破断エネルギーによる一次攻撃と、魔石ゲブロンと反応して大爆発を起こす爆発エネルギーによる二次攻撃の、二段構えであるということだ。

 

◆アマダムの基質変化

EPISODE 35 愛憎

この殺意に満ち満ちた残酷な攻撃が、なぜ古代の戦士には無理で、現代のクウガには可能だったのか?

それは当然、それが五代の意思だったからである。現代のクウガが金の力を発動したのも、五代の強くなりたいという思いに反応したアマダムが基質変化を起こした結果だと劇中説明がなされたが、実は第2話の時点で、現代クウガの在り方を根本から決定づける最大の基質変化を、アマダムは既に起こしていたのである

その残酷な決断に至った五代雄介の心情に思いを馳せながら、是非もう一度第2話の覚悟の変身を見返したいところだが、驚くべきはやはりアマダムの能力。

五代の意志に呼応するようにして、腹部神経断裂とベルトの起爆を同時に行う非常に複雑な攻撃方法をその場で開発し、クウガの肉体を通じて放ったのである。

そして私は、これも結局はアマダムやゲブロンが得意とする、モーフィングパワーの応用であると考えている。

 

◆モーフィングパワーの応用

EPISODE 48 空我

モーフィングパワーとは、変身者の肉体や手にした物質を、原子・分子レベルまで分解してから再構成する変質化能力のことである。

この能力で、五代雄介の肉体はクウガに変身し、様々なフォームチェンジが可能となる他、手にした棒きれ等が武器に変わるのである。

そして、このモーフィングパワーを最大出力にまで高めると、アルティメットクウガやダグバが見せた、超自然発火能力へと至る。対象物をプラズマに変換してしまう、つまり相手の肉体を強制的に炎に変身させるという実に恐ろしいこの能力、実はクウガの必殺技が秘めたエネルギーも、このプラズマ変換能力を限定的に発動したものではないだろうか。

 

ここまでくるとやはり気になってくるのは、古代のクウガがやっていた「封印」とは一体どのような攻撃だったのか?ということ。

それと併せて気になるのが、ベルトの時限爆弾起動の役割を担っているであろうバルバの指輪の性能だ。

EPISODE 5 距離

これらについても引き続き調査、解明を行なってゆきたい。