※2019年7月記事の再掲。
※前編はこちら。
◆MAFEXの台頭
そこで、同じ1/12スケールフィギュア界で頭角を現しつつあるのが、メディコムトイのMAFEXシリーズだ。
そんなに実写準拠のフィギュアがほしいなら、ホットトイズ買えよ!と思われるかもしれないが、
あっちは1/6スケールで場所も取る上、値段もモノによってはフィギュアーツの5倍〜10倍。そうそう買えたものではない。やはり1/12スケールというサイズ感が重要だ。
そこで、MAFEXだ。
メーカーの「メディコムトイ」と言えば、元々1/6スケールフィギュア界では名の知れたRAHというシリーズブランドを持っている。
RAH リアルアクションヒーローズ GENESIS No.781 仮面ライダー ジオウ↑1/6スケールフィギュアとは思えない実写スーツのようなクォリティのRAHシリーズ。
そこで培ったノウハウを活かして1/12可動フィギュア業界に参入したのがMAFEXシリーズということになる。「アベンジャーズ エイジオブウルトロン」公開時にはMAFEXも実写マーベルキャラの商品化に参入。しかし、元々MAFEXが持っていた
【関節プラプラ問題】で酷評、アベンジャーズシリーズからは一時撤退したように思われた。
しかしその間にMAFEXはフィギュアーツとあまり競合しないDCシリーズ等に注力、その間にクォリティと品質をどんどん上げていく。私のお気に入りフィギュアも続々誕生。完全にフィギュアーツから離れて浮気状態に。
↑「バットマンvsスーパーマン」よりMAFEXアーマードバットマン。人物の顔のクオリティ、布製のマント、付属品の多様性等、個人的にはほぼ文句なしの逸品。
◆フィギュアーツvs MAFEX〜ジャスティスリーグで全面対決〜
フィギュアーツと MAFEXが再び全面的にぶつかることになったのが、「ジャスティスリーグ」公開時のフィギュアラッシュだ。
結論から言えば、 MAFEXの圧勝だったと思う。エイジオブウルトロン時の雪辱を晴らすかのような快進撃であった。
まずはフィギュアーツのワンダーウーマン
逮捕前の福田和子やん。女性キャラでかつあのお美しいガル様がこれではだめだろう。
それに対して MAFEXのワンウー。ガル様のキリッとした表情はしっかり再現されているんじゃなかろうか。
そしてフィギュアーツバットマン↓
S.H.フィギュアーツ バットマン(JUSTICE LEAGUE)
なにこのテカテカゴリラ。
↓ MAFEXバットマン
MAFEX史上最高クオリティと言ってもいいのではないかと思われる、それほどに美しい出来だった。
最後にフィギュアーツスーパーマン。こちらはウェブ限定。
S.H.Figuarts スーパーマン (JUSTICE LEAGUE)
80年代アメリカの冴えない銀行員みたいな顔に。
MAFEXスーパーマン、こちらも美しい出来。ヒートビジョンフェイスをつけなかったのは良い判断、フィギュアーツみたいな悲惨な出来にならずに済んだ(気になる方は検索してみましょう)。
◆止まらない MAFEXの躍進
もうフィギュアーツと比較するまでもない完璧なクオリティの MAFEXアイアンスパイダー(フィギュアーツ版はなぜかマット塗装)。
しかし、 MAFEXでは元々コミック版スパイダーマンを頻繁にリリースしていたので、その延長だろうと楽観はしていなかった。
…しかし、そこに舞い込んだ朗報!
来ましたプラパン。ティチャラ頭部も激似。
更に来ましたソー‼︎
MAFEX マフェックス No.104 AVENGERS INFINTY WAR THOR
フィギュアーツも素晴らしかったけどエフェクト付きの雷神頭部まで付けられたら勝ち目ないわこれ。
こうなると本気で期待していいんでしょうか?アベンジャーズシリーズへの MAFEX凱旋。
そしてバンダイ、フィギュアーツ。良いライバルがやっと現れたのだから、仮面ライダーシリーズで見せているあの本気を、アベンジャーズ シリーズにも注いで下さい。
頼みます。