ADAMOMANのこだわりブログ

特撮ヒーロー、アメコミヒーローを中心にこだわりを語るストライクゾーンの狭すぎるブログ

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SSSS_DYNAZENON(ダイナゼノン)第2話 まったり感想と考察〜ステルスガオーvs斉木楠雄〜

02 戦う理由って、なに?

02 戦う理由って、なに?

軽くまったり感想と考察第2話。

第1話はこちら。

◆OPのチセと白い石

1話冒頭で何者かの手から地上に降り注いだ白い石。誰かの抜けた歯みたいないびつなそれをチセは土手で拾っていた。

おそらく演出的には「星屑」って感じなのかな?SSSSの意味にも"star"が含まれているように、また夜空を飛ぶ3機の飛行機のカットがちょっと印象的だったように、本作の世界、空から誰かに見下ろされているんじゃないか、そんな気がする。

ってかOPのチセ、なんか悪そうな目つきのカットあったがなんだあれは。一瞬映った制服は中学生?ヨモギたちとは学校違うっぽいな。

あと分離小型化したダイナゼノンを各人に手渡すシーン、チセだけは何も受け取ってないはずなのに手のひら見てるのは何だ?拾った石でも見てたのか?

今回登場した怪獣も含めて、なんかキラキラするあの石?から怪獣が発生しているように見える。やっぱりチセ、怪獣使いになるのだろうか? 

 

◆怪獣優性思想?

操縦席から眺める分離・合体シーンってのがまた斬新で面白かった。

あとあのコントローラー、原作のグリッドマンでゆかや一平がアシストウェポンの操縦に使ってたあれじゃないか?ここでもオリジナルへのオマージュ仕込まれてるっぽい。

 「怪獣優性思想」という言葉は結構本作の世界観を考える上で重要っぽい。

この言葉から真っ先に浮かんだのは、前作のアカネの言葉。確か「怪獣ってホントは主役じゃん!」って言ってたハズ。

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 アカネのそういう考えにも近い人たちの派閥ってことなのだろう。ん?要は怪獣ヲタなのか?

しかし彼らを知っているガウマの口振りからガウマはこの世界に長くいる人っぽいな。そしてハイパーエージェントか誰かからダイナゼノンを託された…?

ガウマもダイナゼノンが怪獣ではなくアシストウェポンであることすらよくわかっていないようだ。やはり元々怪獣使いであるはずのガウマがこれを持っているのは結構特殊な状況っぽい

そしてガウマの言う「あの人」って、グリッドマンなんだろうか。まぁガウマの情にあつい性格ってグリッドマン好きそうだしな。仮にそうだとして、なぜグリッドマン自ら動かないんだろう?動けない理由があった…前作と並行している物語だとか?

 

◆訓練開始

てか目立つだろ。川であんな巨大マシン展開して。

前回のガウマ登場時といい今回の入浴展開も含めこの世界もどこか作り物っぽさがあるにはあるんだが果たして。

一応山奥に移動したのだが、ユメが結構ノリノリで訓練してるのワロタ。

それにしても、街中に登場した怪獣にはみんなスマホ向けまくりだったが山奥とは言えあんなところで巨大メカ動かしてたらさすがにこいつらもバレるだろ…このご都合描写にも理由が与えられるのだろうか?

とは言え、わざわざ学校の始業が遅れる描写があったり破壊された街の描写があることからも前作の世界設定とは違うことは明らかだろう。

んで訓練シーンのコヨミ先輩スゲー。めっちゃ派手に乗り回してるし。そして今日もしれっと現れるユメとしれっとサボるヨモギ。

なんだかんだ素直に謝ったユメに比べると、未だにバイト優先するヨモギの方がよっぽどめんどくさいやつだと思うのだが。きっとユメは、姉の事故死がきっかけか今回のような怪獣騒動から何かを守りたいという思いが芽生えているから、ダイナゼノンの操縦にも前向きなんだろう。

 

◆母子家庭から自立したい息子

訓練をしれっとサボるヨモギ。彼にとっては想像以上にバイトが大事みたいだ。

で、なんで今回ヨモギのカーチャン、あんなあっさりガウマを家にあげて泊めちゃったのか考えてたのだが、多分ヨモギのカーチャン男好き(世話好き)なんだろ、前回の北条さん然り。

でヨモギは母子家庭でカーチャン1人に苦労させてきたことを恥ずかしいように感じてるのかな。あるいは男セットで生きてるカーチャンを見るのがイヤだとか?依存体質と見てしまってるのかな?だから経済的自立にあんなこだわってんじゃないかと。

だからダイナゼノンの操縦についてもものすごい他人事だし、誰か特別な人がやればいいと思ってる。少なくとも本話終盤までは、自分がやることじゃないって思ってるよね。

でもカーチャン、北条さんに対してみたく自分が甘える分、今回ガウマにそうしたように人に対しても甘やかしてあげられるのが魅力で、その両方はまだヨモギには出来ないんだろうな。特に甘えるのはヘタっぽい。

 

◆入浴シーン

蛇口いい仕事しててワロタ。

ガウマの距離の詰め方、昭和の上司っぽくて好きだ。サボってる後輩と裸の付き合い重ねて口説くってやっぱりガウマさん漢気あってイイネ。多分タイバニの虎徹さんとかとも仲良くなれそうだなガウマさん。

ついでにユメの入浴シーン。また夫婦喧嘩?らしき声が聞こえてくるのが芸コマ。

あんだけあっさりヨモギのこと放置Pしといて結構あっさり反省すんのな。でもせっかく滅多にない「約束破る病気キャラ」属性なんだからもう一回くらいヨモギを放置Pして欲しい。

 

◆倫理の授業?

news.yahoo.co.jp

実は大事なこと言ってんじゃないかと思ってよく聞いてみたら、「アキレスと亀のパラドックス」の話してるっぽい。気になって1話も見直したら、「ストア派の禁欲主義とエピクロス派の快楽主義は対照的だ」とか言ってたが、 ストア派の禁欲主義もアキレスのパラドックスも、哲学者ゼノンのお話。ダイナ「ゼノン」繋がりだろうか?

 

◆アクセスモード、ダイナソルジャー

謝るユメ。責めないヨモギ。

この辺の深追いしない感じのやり取り、リアルで好きだな。

で、ユメがノリノリで「アクセスモード!ダイナウィング!」とか言うててワロタ。めっちゃ使いこなしとるし。しかも巨大化シーンでグングンカット使うのな。ダイナソルジャーはちゃんと右拳突き出してるし。

ユメが喋るとコクピットが明滅するの、まんま勇者ロボだな。あとコックピットまじテキトーすぎ。しゃがんでコントローラーをテキトーにいじってるユメおもろい。

しかし、「アクセスコード」ではなくて「アクセスモード」だと。「コード」の場合は、外部からアクセスするための暗号という感じがするが、「モード」というと、その状態に変身するってニュアンスだろうか。どうも4人ともガオーマシン各ダイナマシンを操縦してるというより融合か変身しているようにも見える

 

◆戦う理由と操縦訓練

破壊された街の描写が丁寧なのは嬉しい。シン・ゴジラ思い出した。

あとちなみに駅に突っ込んでた船の名前、「星斬丸」がやけに目立つから何だっけなこれと思ったら、ザムシャーの剣の名前か、またマニアックだな。こういうオマージュ含んだシーン、まじめに探したら他にもあるんだろーな。

宇宙の剣豪

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ダイナゼノンの力を政府に託すべきと言うヨモギに対し、ルールばっかり守ってたら守れないものもあるかもよ」と否定するユメ。

ヨモギは政府に渡せばとか本気で思ってるんじゃなくて、今の自分がやるべきことじゃないと感じてるからこう言っているだけ。本気でそう思うなら、とっくに自分で通報してるだろうしね。

それに対するユメのこのセリフ、思わずキャプテンアメリカかと思いましたよ。あなたなかなか男前なこと言うわねと。

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 でも裏を返せば、ルールに縛られたが故に何かを守れなかった(姉の?)経験があるような口ぶり。それこそがダイナゼノンに選ばれた資質か?あとやっぱり水難事故で姉を亡くしているのね。

 

◆インスタンス、ドミネーション(斉木楠雄)

なんか突如湧いたように登場した怪獣。「うまく連鎖した」とか言っているが、怪獣精製の過程も前作とちょっと違う感じか?どうやら誰かが怪獣の素か何かをこの地上にばら撒いているっぽいな。

あとジュウガ、斉木楠雄にしか見えなくて楽しい。それとあの涼しい顔してすげぇふとももしたお姉さん誰。

やはり1話でガウマが見せたのと同じ仕草で怪獣を操り始めたジュウガ。この中指と薬指の間から覗くポーズ、なんか陰陽道かなんかでありそうだな。呪術ってのも結局はプログラミングだし。

「インスタンス、ドミネーション!」

ドミネーションには「支配」といった意味があり、まさしく怪獣の意識を乗っ取っているということなのだろう。アレクシスケリヴの「アブリアクション」(解放)とはまた違っているようだ。

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◆一時解散!

操縦席のヨモギおもろかった。分離した途端カッチコチのダイナソルジャー。しかもバイトリーダーから電話、ガウマさんからは「サボってんじゃねぇぞ」言われてヨモギも流石に反省モード。

でダイナソルジャー、ウィングコンバインになった途端キレッキレの動き見せててワロタ。

ジュウガさん「形が変わったところで!」とか負けフラグ立てないでくれ。

ユメのダイナウィング、ステルス戦闘機モチーフだからステルスガオー思い出しちゃうな

戦場を走り抜ける市バス。無事だった最後列の親子連れに安堵する感じのヨモギとユメだが、この戦う理由-誰かを守るため-ってどっちかって言うとユメのものだよな

ヨモギはそれに同調しただけって感じで、ヨモギ自身は相変わらず今話ラストもユメを見つめている。好きだろコイツ。んでバイトどうすんだろ。

そしてガウマさんに「久しぶり」と呼びかける怪獣優性思想の皆さん。今回は怪獣使いとロボット使いの戦いなんですね。まさに対照的な4人。倫理の授業の通りですな。

というところで次回!

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