軽くまったり感想と考察を書いていく。
- ◆SSSSって?
- ◆フリーター・ヨモギ
- ◆約束破る病気
- ◆カゴ?カノ?死んだ姉?
- ◆ニートと不登校児
- ◆「怪獣使い」ガウマ?
- ◆龍の置物〜衰えた力?〜
- ◆ダイナレックス
- ◆私はどうかしてるんだよ...
- ◆本記事執筆に当たって
◆SSSSって?
冒頭で一瞬映ったが、英語で「傷ついた魂は星のように輝く」みたいなことが書いてあったように思う。今回のダイナゼノンでは同じSSSSでも前作とは持たせている意味が違うということなのだろうか。
とりあえず1話を見ただけでも登場人物が前作より多く複雑で、ヒーローモノという以上に群像劇(キャラもの)としての色合いをより濃くしているように思える。
◆フリーター・ヨモギ
本作の主人公ぽい男子ヨモギ。彼は高校生でありながらスーパーの倉庫?だろうか、バイト結構入れまくっているらしくそこそこ稼いでいる。
ヨモギの母が一緒に食事に行ったという上条さん、ママの彼氏か?
しかし気になったのは入学祝い、全額ダイナミック募金。冒頭でも言われていた通り、高校生ながら経済的自立を目指しているようだがその意思は異様に強く、なんなら頑固?
人からお金をもらって生きるのがイヤなのか、ユメもそうだがある意味コイツも思春期真っ盛りでちょっと拗らせてる感あり。
◆約束破る病気
ユメはマジで天然のたらしなのか虚言癖なのか早速男子を夜の土手に誘って放置。しかし厳密には呼び出したヨモギを完全放置している訳ではなく見える位置から見ているので、何かを試す目的があって呼んだようにも見える。
にしてもユメの唯一の親友?赤メガネの彼女は良いママっぷりだな。
◆カゴ?カノ?死んだ姉?
ユメの家はなんだか訳あり。夫婦喧嘩も聞こえてくる。洗い物がどうとか言ってるっぽくてリアル。
そしてユメのフラッシュバック、ここでも伏線らしきものが大量。白い暗室でユメの姉?らしき人の死体を囲むユメと父母。そして死体が握っていた黒と白の知恵の輪?みたいなやつ。
前作ではアカネのパスケースが意味深に何度もOP等に登場していたが、こちらも本作のキーアイテムっぽい。
死んだ姉と同じ高校に入学したユメ、姉の形見の知恵の輪、そして2015年9月21日の定期演奏会のカレンダー...これが守られなかった約束か?
時間軸が現世と同じ2021年だとすれば6年前。ユメが小学校高学年くらいの頃の出来事か。
なんだグリッドマンには精神を病んだJKを出さないといけないルールでもあるのか。
ていうか死んだ姉の部屋そのまま5年残してるっぽいな。家族全員彼女の死から立ち直ってない感がすごい。
◆ニートと不登校児
ここの2人もかなりシュールな感じだがいとこなのか。確かに職質されるわな。ちせは一体いくつなんだろうか...中学生?実は案外ヨモギたちと同級生だったりして。結構年食ってるロリキャラってボラーさんポジションだな。
にしてもコヨミとちせはなんで2人で暮らしているんだろうか。実は身寄りがないのか?
◆「怪獣使い」ガウマ?
ヨモギが自称・怪獣使いのガウマと出会うシーンでは、おなじみスペシャルドッグが登場。
オリジナルのグリッドマン及び前作SSSS.GRIDMANに引き続きの登場だが、前作ではアカネのスペシャルドッグぺしゃんこ事件から物語が始まったように、本作もここからヨモギとガウマの物語がスタートする。
だがやっぱりなんだか全体的に不自然。ヨモギの友人たちも走って追いかけてくる不審者(ガウマ)を怪しまないし、エサを与えてから信頼関係が構築される下りは、現代版桃太郎かアンパンマンのようでどこかおとぎばなしっぽい。
校舎のそこかしこに刻まれた傷や汚れやヘコミ、少年少女たちの心の在り方も物凄くリアルなのに、SFキャラの登場に関してはいつも唐突。
◆龍の置物〜衰えた力?〜
ガウマは怪獣使いとしての能力が衰えているらしい。そもそも怪獣使いってのが謎なのだが、単純に考えればガウマって、アレクシスケリヴとかアカネに近い存在ってことだよな。
で、中指と薬指の間からなんか覗くポーズしてたけどこれが怪獣使いとしての本来の能力を発動するポーズなのだろう。だが、その能力が衰えているというのはどういうことか?それは、ガウマが怪獣使いとしての立場を追われたor自ら裏切ったことや妙に人情深いところと関係があるのだろうか。そうだとすればむしろアンチくんにも近い存在かもしれない。
ちなみに龍の置物はもちろんオリジナルのグリッドマン18話でドラゴニックキャノンのデザインモチーフとなったミイラの副葬品。原作とのこういう繋がりを持ってくる辺りニクイよね。
で、問題はガウマがこの龍の置物を誰から預かったか、だろう。おそらくアシストウェポンのデータを圧縮したファイルか何かとしてこの龍のオブジェがあるのではないだろうか。そして、怪獣使いながら悪の道を脱したガウマを信頼してこれをグリッドマンが託した...?グリッドマンか、或いは前作のキャラで言うとマックスさんとかもあり得そう...。
◆ダイナレックス
トランスフォーマー MB-09 ダイノライド グリムロック & オプティマスプライム
グリッドマンの元々のスポンサーがタカラさんなのでトミタカ繋がりでトランスフォーマーオマージュも多い本シリーズ。
人型ロボ形態のダイナゼノンがメインの戦闘形態かと思いきや、ダイナレックスに変形してからの形勢逆転。そして口からの火炎放射で怪獣撃退ってこれ、完全グリムロックだよな。それにしても相変わらず変形シーンは妙に勇者ロボっぽくて熱い。
しかし気になるのは「4人必要」と言うところ。個人的にはどうしても「ぼくらの」とか思い出してしまうのだが流石にあんな鬱展開はないと思う、がなぜ4人必要なのか。というかアシストウェポンが擬人化されていた前作と違い、なぜ操縦士が必要なのか。
いや操縦士というより「魂」を必要としているような感じか。人間の魂と一体化することで実体化したように見えたダイナゼノン。まさにウルトラ戦士みたいだな...。
だがダイナゼノンが見込んだ4人の「素質」って...
約束破る病のJKと最近バイトのシフト増やした高校生男子と自宅警備員(と不登校児)って「ヒマそう」な4人ではなかろうか。
◆私はどうかしてるんだよ...
SSSS.DYNAZENON DX合体 ダイナゼノン[仮称] ノンスケール ABS製 塗装済み合体フィギュア
本話の締めくくりが、まさかユメの
「私はどうかしてるんだよ」
ってのは象徴的。いきなり街に怪獣が出てきて、気がついたらロボットに乗せられて操縦して怪獣倒した後真っ先に脳裏に浮かぶのが、ユメのこのセリフなのよな。
だからヨモギにとっては怪獣が出てきたりダイナゼノンの操縦士になることなんかより、クラスの変な虚言癖の女子と関わるようになっちゃったことの方がよっぽど非日常の始まりだったってことだろう。このジュブナイルっぽい香りが相変わらず本シリーズの旨み。
◆本記事執筆に当たって
タカラ 電光超人グリッドマン 超竜合体 DX ダイナドラゴン
私はリアルタイムでオリジナルのグリッドマンをバリバリに楽しんだ世代。
何歳かのクリスマスプレゼントは、DXダイナドラゴンでした。今も持ってます。そんな自分にとって前作SSSS.GRIDMANも非常に楽しめる作品でした。
で、今回も楽しみにしていた続編スピンオフということで、ちょっと自力でじっくり作品に向き合ってみようかなと。なので、他所の考察・感想記事やまとめサイトも見ません。基本的に公式サイトしか見ないようにしようかなと考えています。
リアルタイムで各話感想を書いていくのははじめてですがまったりやっていこうと思うのでよろしくお願いします。