アダモマンのこだわりブログ

特撮ヒーロー、アメコミヒーローを中心にこだわりを語るストライクゾーンの狭すぎるブログ

「ジャスティスリーグ ザックスナイダーカット」初見感想※ネタバレあり(前半)〜絶対見た方がいい理由7つ〜

※ネタバレ含みます。

※ひとまずpart3(前半約2時間分)までのみ扱います。

※初見の勢いで書いているので誤りがあればすみません(追って修正します)。

ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット(字幕版)

ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット(字幕版)

感想は一言で言えばこれです。

①圧巻のオープニング

6インチDCスーパーマンMAFEX 057 Justice League Super Man Action Figure Collection Model Toy Doll

6インチDCスーパーマンMAFEX 057 Justice League Super Man Action Figure Collection Model Toy Doll

前作、「バットマンvsスーパーマン」の完全なる続編としてスタート。そもそも前作もまた、前々作「マンオブスティール」の続編として始まったことから考えると実に自然な流れ。

とにかく「全てはスーパーマンの死がきっかけである」ということがより強調されており、ブルースが必死になってチームを結成しようとする動機により深く共感できるようになっている。スーパーマンの死の遠因はやはりブルースにあるからだ。

スーパーマンの断末魔の叫びが波となって全てのマザーボックスのある場所へ響いていく演出は非常にわかりやすい。

そして馬に乗り幾多の氷山を越えてアーサーカリーの元へ向かうブルース。この映像で始まるオープニングが最高だ。とにかく壮大な氷山が壮大な物語を予感させてくれる

そしてこう思う。我々が待っていたのはこういう映画だよ!と。

 

②スカウトマン

MAFEX マフェックス No.076 ジャスティス リーグ ブルース ウェイン ノンスケール 塗装済み アクションフィギュア

MAFEX マフェックス No.076 ジャスティス リーグ ブルース ウェイン ノンスケール 塗装済み アクションフィギュア

アクアマンの元へ向かったブルースだが、ここの描写でも秀逸だったのが、

  • ヘリが飛べない気候の中、馬で山を越えるというブルースの必死さ、真剣さ
  • それと同時に伝わるブルースもまた「超人」であるという事実
  • 金で交渉しようとして笑われるブルースぼっちゃま

と、短い映像の中にもキャラクター描写がふんだんに盛り込まれていて実に面白い。またそんな姿も含めてアルフレッドに皮肉をかまされまくる2人のやり取りも復活して嬉しい!

前作ではケイブにこもっていることが多かったが、今回はヒーローチーム結成のため果敢に外に出るブルース。凄そうなコンピュータを使ったバットマン本気の身元調査に、自家用ジェット、もはや宇宙船みたいなベンツに、とウェイン財閥の本気が感じられる。

 

③セミッシラの犠牲

ワンダーウーマン(吹替版)

ワンダーウーマン(吹替版)

ステッペンウルフが最初に襲ったのは、ワンダーウーマンの故郷、セミッシラ。しかし劇場版と比べてもまるっきり印象が異なるのは、彼女らの本気度合い。

所々は勿論劇場版と同じ映像が使われているのに、尺は勿論、挿入されるちょっとした一言や音楽、そして何よりステッペンウルフのヤバすぎる威容によって危険度が何十倍にも高まっている

まさに、セミッシラの総力を持ってしても防ぎきれなかった一大事であることがひしひしと伝わってくる。 

 

④アトランティスの描写

アクアマン(吹替版)

アクアマン(吹替版)

今回最も印象が変わっているのがアクアマン周りの描写かなぁと。おそらく「アクアマン」制作にあたりこの辺もJLの後、例によって「明るく」改変されたのだろう。思いつく限り挙げると、

  • アトランティス全体はやや暗くて寂れてる印象
  • 水中の動きやアクションがよりリアルで重々しい
  • 伝説のトライデントが割とすぐそこにある
  • アーサーは母親に捨てられたと思っている
  • アトランティス人は水中では喋れない
  • 喋るときは例の水中結界のような場所で水を抜いて喋る

ここまで違うとそりゃあスナイダーカットはマルチバースですね。「アクアマン」とも繋がりません。

しかしバルコの登場は嬉しかった。あと、メラの衣装は断然こっちの方が好みです。

 

⑤素晴らしい映像と音楽

PLAY ARTS改 JUSTICE LEAGUE フラッシュ PVC製 塗装済み可動フィギュア

PLAY ARTS改 JUSTICE LEAGUE フラッシュ PVC製 塗装済み可動フィギュア

とにかく素晴らしいのがザックらしいキマった画とそれにピッタリの劇伴!このバランスが最高に素晴らしいので、世界観が完全に出来上がっていて、目が離せない。というか、居心地が良いから離れられない

結果、カットできるところなんてあります?(いやない)という境地に至る

個人的に最も感動的だったのが、バリーのアイリス救出シーン。映像そのものは予告編やリーク動画等で目にしたことはあったのに、美しい曲と共に流れるそのシーンは舞台芸術のような実に優しくて温かい恋の色をまとっていた。個人的に、ザック作品の中でも1、2を争うベストシーンかなと。

ていうか父の面会で順番待ちの時に後ろからせっついてきた男の顔に落書きするシーンってやっぱりウェドンカットだったのな。あんなもん入れるくらいならアイリスのシーン入れろやと。 

 

⑥ビクターの苦悩

MAFEX マフェックス No.63 サイボーグ ジャスティス リーグ 全高約160mm 塗装済み 可動フィギュア

MAFEX マフェックス No.63 サイボーグ ジャスティス リーグ 全高約160mm 塗装済み 可動フィギュア

やはりサイボーグの家族周りのストーリーの掘り下げが実に嬉しい。愛情に満ちた最愛の母親の姿と、学生時代から正義感の強いビクターの性格が描かれたことで、ビクターにも、そしてサイラスにも俄然感情移入しやすくなったように思う。

それまでチームへの合流を固辞していた彼も、サイラスがさらわれたことで戦う決意を固め、バットシグナルを見てチームの元へ向かう…という合流への流れがものすごく自然にまとまっていた。劇場版ではダイアナの説得のみで動いたように見えたが、彼の心の動きがとても丁寧に描かれているスナイダーカットこそ本物だ。

あと、サイボーグとしての能力描写も凄まじく、世界中の核兵器も思いのまま、という観念的な映像描写は個人的にかなり好み。

なのに、彼が真っ先にやったことが、貧しい家庭の母親の口座への送金、というところがまた泣ける。ハッキングして友人の成績を改竄した学生時代と何も変わっていない彼の人の良さが垣間見える名シーンだと思う

 

⑦ステッペンウルフの変化

ビースト・キングダム ジャスティス・リーグ 映画 Dah-010 ダイナミック8Ction ステッペンウルフ アクションフィギュア

ビースト・キングダム ジャスティス・リーグ 映画 Dah-010 ダイナミック8Ction ステッペンウルフ アクションフィギュア

もうデザインが本来のステッペンウルフになっただけでも最高です。

演じたキーラン・ハインズ自らかなり早い段階で劇場版は自分の演じたステッペンウルフではないと公言していたからな...。

JL’s Steppenwolf Ciarán Hinds says that the Snyder Cut is better than the theatrical cutcinemacure.wordpress.com

更にガッツリ登場するダークサイドだけではなく、ステッペンウルフにガンガン圧をかけるフードかぶった上司(名前忘れた)も登場!

気になるのはステッペンウルフもかつてダークサイドを裏切った?とかなんとか。ヴィランサイドにも複雑なドラマがありそう。というかこれはコミックスを知っていればわかる話かな?

彼がどのような形でリーグにとどめを刺されるのか、先の展開が非常に楽しみ。

とにかく敵側にも奥行きがあってユニバースの拡大を予感させる展開でした。

 

◆総じて

もちろん4時間という長尺だからというのもあるが、part3までの段階で、満遍なく全ヒーローの背景がしっかり描かれているのが嬉しい。作劇としてのバランスも完璧だ

しかし最も印象的なのは音楽と編集。使われている映像素材も、俳優も、題材も全て同じなのに、ここまで全くの別物になるとは...。

実は本作(及び劇場版)、クリエイターを志す者にとってあまりにも学びの多い歴史的教科書にすらなり得るのではないだろうか

というところで初見感想前半はここまで!これから例のtunnel fightなので楽しみ!

とりあえずこの感動は見ないとわかりません。迷っている人、気になっている人、何よりマンオブスティールやバットマンvsスーパーマンが好きだったという人は、見ろ!とりあえず見ろ!