ADAMOMANのこだわりブログ

特撮ヒーロー、アメコミヒーローを中心にこだわりを語るストライクゾーンの狭すぎるブログ

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スネオヘアーが好きだ!

言いたいことはいつも

言いたいことはいつも

〜私とスネオの出会い〜

私がこの個性的な名前のアーティストと出会ったのはかれこれ19年前。

CS放送が視聴可能だった当時の我が家で、姉の影響で見ていたスペースシャワーTVに突然彼が現れた。「セイコウトウテイ」のMVだった。

セイコウトウテイ

セイコウトウテイ

  • スネオヘアー
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名前とは裏腹に、想像以上にしっとりした声質と見た目、そしてそのサウンドに惹かれた。曲のテンションが上がっていく高揚感と共に、どんどん好きになっていく自分を感じた。サビのメロディ、実にシンプルでカッコいい、カッコ良すぎた。

しかし、子どもの時聴いたことがあるような、そんな懐かしささえ感じた。でもどれだけ頭の中をひっくり返しても同じ曲は見つからなかった。初めて聞く曲なのに、ずーっと昔から毎日聞いてきたような自分との近さをも感じた。この懐かしさと新しさ、そして居心地の良さ。

あー好きだ、これ好きだ。もう1分も経たない内にそう感じた。

 

〜風変わりなキャラクター〜

スネスタイル

スネスタイル

それからはもう貪るようにして毎日スネオを聴きまくった。幸い、姉がメジャー1枚目のアルバム「スネスタイル」のMDを持っており、それを借りパクして聴きまくった。ハズレが一つもなかった。全てが予想通り、自分の全てとマッチするメロディばかりだったのだ。

次第に、スネオヘアーという男にも魅かれていった。一体どんな人なんだろう...?しかし、調べれば調べるほどはっきりしていったのは、相当な変人であるということだった。

特にライブのMCでは相当どぎつい下ネタをかまして会場をドン引きさせ、その空気のまま曲が始まることもあるという。

しかしそれがまたアーティストっぽくてかっこいいと思った。毒っ気のあるキャラの方が、確かに彼の歌とは合うような気がしたからだろう。

それでも強く記憶に残っているのは「HEY !HEY!HEY!」で繰り広げたダウンタウンとのトーク!あれは実に面白かった。すっかり、彼が醸し出す独特の空気感の虜になっていた。

そして、今もYouTubeに残っている彼の動画の中で私が特に好きなのはこれだ。


www.youtube.com

楽器がないのは関係ないだろw

ちなみに私はこのツアー、行かせてもらいました。本当に良かった。

 

〜真っ直ぐな瞳〜

フォーク

そんな風変わりな男、スネオヘアーだが、パフォーマンスの場面になると一変する。

特にその目つきの鋭さたるや凄まじい。彼がよく口にする「噛み付いてやるぜ」という言葉通りの獣のようなその眼光に痺れる

どのPVを見ても、どのライブ映像を見ても本当にそれを感じる。そして思う。あぁ、これが本当の彼の姿なんだなぁと。

まず、スネオヘアーという風変わりな名前に物凄い違和感を覚える訳だが、実際の見た目はおかっぱ頭の目つきの怪しい中年男性なわけで、この時点で相当なギャップがある。

しかし、歌は相当にマジメなのだ。更に声はどこか優しくて聴きやすい。ここに更に見た目や名前とのギャップがある。

そして最後に、歌っている彼の姿に、表情にハッとさせられる。その優しい歌声は、命を削るように、時には苦しそうに絞り出していた。これこそがスネオヘアーの真の姿だ。そして人を食ったような名前と見た目とキャラクターは、このあまりにも真っ直ぐで誠実な姿に対する照れ隠しだ。

 

〜かわいすぎるスネオ〜

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そんなスネオヘアーだが、ロックンローラーなマインドが前面に出がちだった初期に比べ、最近はマイルドなポップスターの雰囲気も漂わせている。

もう聴いているこっちが思わず赤面してしまうほどにあまりにも素敵な(くさい)歌詞が彼のとんがっている世界観を甘く包み込んでいる。

「スカート」という曲の中でも私が特に大好きな歌詞がこちら。

スカート

スカート

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君のスカートにそっと 風が甘えていました

やきもち妬いてる僕に 風が笑いました

そして私も大好きな曲の一つ、「メールして」の中の名フレーズがこちら。

メールして

メールして

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溶けそうな夜だった 一瞬で恋をした

冬の大三角形 鼻先に落っこちた

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なんて美しすぎる歌詞だろう。満天の星空の下、小さな恋が始まるささやかな心の動きをここまで優しい言葉で表現できるアーティストは他にはそうそういない。

そしてここに、おかっぱ頭の挙動不審な中年男性が歌っているというオチがついてきてそこまで含めサイコーなのだ。

 

〜カナシミというテーマ〜

カナシミ

カナシミ

しかし、私が彼をリスペクトしている本当の理由はまた別のところにある。

彼の曲には、「カナシミ」という言葉が異常なまでの頻度でよく登場する。後には同名の小説まで出してしまったほどだ。

カナシミ

カナシミ

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彼はよく代表曲と呼べるヒットソングが「ワルツ」くらいしかないと自虐を込めて自分のことを「ワルツ」と自称したり、一時は「ワルツに改名する」等と訳のわからないことを言っていたが、実際は「カナシミ」こそが彼のニックネームでも良いのではないかと思ってしまうくらい、彼の人生におけるテーマとも言えるキーワードが、実はこの「カナシミ」なのではないかと私は勝手に考えている

しかし何も、彼は世の中を悲観しているのではない。カナシミを、肯定しているのだ。

彼の楽曲の中でも最もカッコいいと思えたフレーズをご紹介したい。9枚目のアルバム「0(LOVE)」より「バンカーランプ」だ。

バンカーランプ

バンカーランプ

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変わらないもの 変わっていくもの

掛替えのない日々を 奪い去る現実を

全肯定してやるぜ 頷いてやろうぜ

噛み付いた現実を! 詰め込んだ現実を!

彼は、世の中に溢れる「カナシミ」を決して否定しない。悲嘆に暮れることもない。悲観することもない。まして、現実逃避の底抜けに明るい歌で誤魔化すなんてことも絶対にしない。ただ真正面から受け入れるのである。その誤魔化さない生き方が、私は本当に大好きだ。だから彼の曲が大好きなのだ。

 

〜スネオ好きのみなさま〜

ALL SINGLES BEST -LIVE 2018-

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いつだったか、彼のライブに向かった私は、少し早めに会場周辺に到着し、近くのコンビニに入った。そして、なんとそこで店内を1人うろつくスネオ氏に遭遇した。

「スネオさんですか?この後ライブ、楽しみにしてます、よろしくお願いします」

「あぁどうも」

私もさほどはしゃいでいたわけでもないので、なんだか業界関係者同士みたいなあっさりした挨拶を交わし、後にライブを楽しんだ。

ライブ後にはスネオ氏が会場の出口でファンにサインやチェキを撮ってくれるというサービスもあり、大勢のファンが残る客席のど真ん中をスネオ氏が突っ切って歩いていった。多分、普通のライブだったらここで黄色い声援が湧き起こり、アーティストはもみくちゃにされるのではないかと思われたが、そんなことはなかった。

我々はただ淡々と彼の背中を見送り、なんとなーく言葉を交わしながら、静かに、しかし熱気を帯びたライブは終わった。

ライブはもちろんめちゃくちゃ盛り上がる。しかし、基本的にみんなお行儀が良い

 

あーまたスネオ氏に会いたいなぁ。彼の歌が聴きたい。

ライブ、本当に楽しみにしています。

今度は好きなスネオの曲10選とか書きたいなぁと思ってます。

 

a watercolor

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