本記事は、2/25現在公開されている「シン・仮面ライダー」関連の最新情報と、スピンオフ漫画「真の安らぎはこの世になく」第6話までのネタバレを含みます。
前情報なしで映画を観たい方はお気をつけ下さい。
↓↓↓以下ネタバレ↓↓↓
結論から言えば、「シン・仮面ライダー」では本郷猛のヨーロッパ転戦、そして黒マスク変色と帰国までが描かれるのではないか?と私は勝手に予想(妄想)しています!その根拠をここではひとつずつ明らかにしていきたいと思います!
死神博士登場!本郷は欧州へ?!
劇場作品のキャストが少しずつ明かされ、
そして、新たな出演者をお知らせします。
— 『シン・仮面ライダー』【公式】 (@Shin_KR) 2023年2月10日
ルリ子の兄・緑川イチロー役 #森山未來 さん
ハチオーグ役 #西野七瀬 さん
そして、発表済みの方々の役柄について、
コウモリオーグ役 #手塚とおる さん
ルリ子の父・緑川弘役 #塚本晋也 さん
となります。#池松壮亮#浜辺美波#柄本佑#庵野秀明 監督 pic.twitter.com/Yu7MLqOixT
といったあたりは判明しております。加えて、スピンオフ漫画作品「真の安らぎはこの世になく」には、原典「仮面ライダー」に準拠していると思われる更に多くのキャラクターが続々登場しております。
- イワン(=死神博士)
- サソリ(=キャスト不明)
- 綾小路(律子?ルリ子の実母にして緑川の後妻?)
- 古賀(警部?)
...etc
加えて新予告映像や新ポスターから以下のことが概ね予想できる状態となっています。
- 本郷から一文字にマフラーを託すシーンが存在する
- 通称「桜島1号」こと黒マスクの1号ライダーが存在する
詳細は↑の記事にて考察しています。
これらに加え、原典のテレビ作品「仮面ライダー」の設定も振り返っておきたいと思います。
- 仮面ライダー第1号・本郷猛は14話の前に一文字隼人に日本の守りを託し、ヨーロッパのショッカーを追って渡欧。
- ショッカー日本支部2代目大幹部・死神博士は、日本支部着任前はスイス支部に在籍、渡欧した本郷猛とは因縁の関係
ここで、「シン・仮面ライダー」世界においても、死神博士がヨーロッパSHOCKERのどこかにいると仮定してみます。
※現在公開されている予告でも死神博士の存在は一切感じられず、日本にはいないと見ることもできますからこの仮定は外していないと思っています。
その上で、とりわけ以下の情報に注目です。
- ヨーロッパに死神博士がいる
- 本郷猛は赤マフラーを一文字隼人に託して一時戦線離脱
- 黒い桜島カラーの本郷ライダーが登場
もうここまで来れば、テレビ版同様、「シン・仮面ライダー」の本郷猛も死神博士を追ってヨーロッパに飛んで黒くなって帰ってくるとしか考えられないのではないでしょうか?
しかしその場合、いくつかの疑問が残ります。
死神を求めて欧州へ
最大の疑問は、なぜわざわざ本郷猛が日本を離れてヨーロッパに旅立つ必要があるのか?ということです。
「一文字隼人という後継者ができたから、日本の守りは彼に任せて自分は海外のショッカーと戦う!」というのはテレビ版の設定ですが、それをそのまま「シン・仮面ライダー」に当てはめた場合、仮面ライダーのアイデンティティでもある赤マフラーを一文字に託す理由がわかりません。
そこで、こう考えてみることにしました。
本郷猛は、自分の体を元に戻す技術を求めて死神博士に会うために欧州に飛んだのではないか?
元々、テレビシリーズの「仮面ライダー」初期の頃のエンディングナレーションには
ショッカーの魔手から、日本の危機を守った本郷猛だが、いつの日に、普通の人間に戻れるのであろうか(第10話)
といった内容も見られ、実は「仮面ライダー」という作品のゴールは、「ショッカー全滅」だけではなく、「本郷猛が元の人間に戻ること」でもありました。
この本郷の本心は、劇中描写からは徐々にフェードアウトしてしまうことになるのですが、そこを「シン・仮面ライダー」ではちゃんと拾い上げてくれるのではないかと期待しています。
それに、そう考えた方が諸々の予想の筋が通ります。
以下に流れをまとめてみます。
- 自分の改造手術を執刀した緑川博士も殺され、怪物と化した自身の肉体に苦悩する本郷
- SHOCKERと戦う中、「欧州には改造手術の天才であり『死神』の異名を持つイワン博士がいる」という情報をキャッチ(ルリ子からの情報?)
- 更に第二のバッタオーグが登場。一文字隼人にマフラー(SHOCKERと戦う意志)を託し、自身は人間に戻るための再改造技術を求めて欧州の死神の元へ旅立つ
- 欧州で死神との接触に成功した本郷だったが…
この後の展開は、仮面ライダー第41話をご覧になったことのある方ならなんとなく想像がつくんじゃないかと思います。
…なんてこれもイチヲタクの身勝手な妄想です。ただ公開まで待ちきれず散りばめられている手がかりから勝手に予想できるだけ予想しただけですので悪しからず。
ただ、これ再現してくれたら嬉しいな!と思うのは以下です。
- 本郷は「死神博士」を「死神」と呼ぶこと
- 劇場版「仮面ライダー対ショッカー」では既に披露していた1号の変身ポーズ
- 死神に操られる本郷猛
- 一文字をサイクロンで轢き殺そうとする本郷
- 「本郷!」「一文字!」の掛け合い😭
- 最終的に共闘するダブルライダー!
あとね、もう死神博士は映画に実際の映像としては出なくても別に良いと思ってます。天本英世さんに勝る死神はいないでしょう…。
なぜゾル大佐ではなく死神?
スピンオフ漫画「真の安らぎは〜」にイワンこと死神が登場した際、嬉しかった反面、存外ミーハーなキャラ選定に違和感もありました。
時系列から考えれば、初代日本支部大幹部のゾル大佐が登場していてもおかしくはないはずです。
ではなぜ死神博士だったのでしょうか?単純なキャラ人気からの選定だったのでしょうか?
ここでも原典の設定を振り返ってみましょう。仮面ライダー第40話から日本支部に着任した死神博士は、ダブルライダーに次々と作戦を打破され、その後52話にて一旦日本を離れ南米支部に異動となっています。
これは悪の大幹部の人事としては非常に稀なことでした。普通は度重なる失敗の責任を取って自ら仮面ライダーと戦うことが多いからです。
しかし南米への異動という「左遷人事」のみで死神博士は許されています。これはなぜか?
※ロシア人ハーフで虚弱そうなイワンを暑苦しい南米に送るところに首領の怒りは感じます(笑)
考えられる可能性は以下の二つです。
- それまでのショッカーでの功績が高く評価されている
- ショッカー誕生の草創期から組織に在籍しており歴が長い
「真の安らぎは〜」に登場するイワンは、この二つを満たしています。
作中登場するクモもサソリもイワンの手による改造人間のようですし、SHOCKERのトップ?と目される「アイ」と接触するための鍵、8つのクリプトキューブのうちの一つはイワンが持っています。
更に第6話までの描写を見るに、戦闘員の開発や急進的な組織改革へのクーデターをも指揮しており、まさにショッカーをショッカーたらしめたその功労者こそイワン=死神博士です。
その功績と歴の長さから考えれば、一旦は左遷人事で済んだ原典の描写にも納得がいきます。
きっと庵野氏率いる「シン・仮面ライダー製作委員会」ならばそこまで考えていると信じたい✨
と言いつつ、ここで書いた予想は再び真っ白にリセットして、3/17劇場公開を待ちましょう。
(了)