adamomanのこだわりブログ

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【アイアンマン歴代全スーツ紹介】①マーク1〜7

様々なブログ・まとめ記事・YouTube等検索すれば歴代アイアンマンスーツの解説記事なんていくらでも出てくるだろうが、本記事ではできるだけ他媒体では触れられていない各スーツの機能や個性、そしてトニー(や製作陣)がスーツに込めた思いや、各スーツを貫く進化史に至るまで、妄想も膨らませながら詳説していきたい。

◆マーク1

ムービー・マスターピース アイアンマン 1/6スケールフィギュア アイアンマン・マーク1 (2.0版)

ムービー・マスターピース アイアンマン 1/6スケールフィギュア アイアンマン・マーク1 (2.0版)

わずと知れた第1号。監禁されていた洞窟という劣悪な環境の中、ガラクタだけで作り上げたスーツ

とは言え、メインの材料は当時のスターク社が製造していた最新鋭ミサイル。その制御には非常に高度な技術が使われている為、多数のマイクロチップや精密機器、パラジウムを始めとしたレアメタル等が調達できた模様。

Tales of Suspense (1959-1968) #39: Facsimile Edition (English Edition)

Tales of Suspense (1959-1968) #39: Facsimile Edition (English Edition)

そのシンプルで武骨な姿は原作コミックスに最初に登場したマーク1を再現したもの。オリジナルへのリスペクトが感じられる。

手作りながらその強度は凄まじく、全身に銃弾を浴び続けても平気で、両腕に装備した高出力の火炎放射器で兵士たちを蹴散らす。

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ムービー・マスターピース アイアンマン 1/6スケールフィギュア アイアンマン・マーク1 (2.0版)

左腕にはミサイルを内蔵。これは後続のスーツにも見られるお馴染みの装備となった。

顔パカもこのときから実装済。インセンの死を看取る印象的な場面で登場している。

左腕に飛行スイッチが隠されており、ロケット噴射で上空へ脱出。ただしあくまでも「噴射」であり、飛行制御機能まではついていない。飛び立った直後に機能を停止し、砂漠に墜落。機体はバラバラになってしまった。

そんなマーク1の弱点は主に3つ。1つは、装着にかかる時間。起動までの間に怪しまれてしまい、インセンは犠牲となった。

2つ目が背面と関節部。前面強行突破の作戦だったが故に、背部は機構が丸出し。関節部も銃撃に弱く、一斉射撃にはさすがのマーク1も膝をついてしまう。

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ムービー・マスターピース アイアンマン 1/6スケールフィギュア アイアンマン・マーク1 (2.0版)

3つ目が活動限界。トニーが開発した小型リアクターは「トニーの人生50回分の心臓を動かせる」とは言え、パワードスーツならたった15分。15分以内に脱出しきるための正面突破の作戦と、それに見合った捨て身のスーツ。それがマーク1だった。

トニーの命を救ったスーツ故か思い入れもあるようで、自室のラボには他のスーツと合わせて並べられている(オリジナルかレプリカかは不明だが、オバディアが回収していたことを考えるとオリジナルの可能性は高い)。

 

◆マーク2

【ムービー・マスターピース DIECAST】 『アイアンマン』 1/6スケールフィギュア アイアンマン・マーク2

【ムービー・マスターピース DIECAST】アイアンマン・マーク2

宅に戻ったトニーが持てる技術の全てを注ぎ込んで再設計したスーツ。ここから「アイアンマンといえばお馴染み…」と言われる機能の数々(J.A.R.V.I.Sとの連動やリパルサーレイetc)が実装されることとなるが、まだカラーリングはシルバー1色。ディスプレイカラーは青。ちなみにマーク3〜6まではホワイトとなる。

マーク2と言えば制作場面が一番盛り上がる所。3DCGモデリングなど、印象的な映像が多い。

ムービー・マスターピース アイアンマン トニー・スターク (メカテスト/2.0版) 1/6スケールフィギュア

ムービー・マスターピース アイアンマン トニー・スターク (メカテスト/2.0版) 1/6スケールフィギュア

また、はんだで手作りする場面なんかも挟まれることで、後にCG処理が増えるスーツの映像にも実物感」が伴う。この「現実に存在する感じ」や「金持ちが本気出したら作れそうな手応え」こそ、アイアンマンが元々持っていた魅力だ。

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【ムービー・マスターピース DIECAST】 『アイアンマン』 1/6スケールフィギュア アイアンマン・マーク2

本編を見る限り、特にトニーがこだわっていたのが、マーク1では不十分だった飛行制御機能。また、美しいボディラインにもこだわっているのか、基本的にフラップ等の装備は全てスーツの内側に隠されている。

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ムービー・マスターピース アイアンマン2 1/6スケールフィギュア アイアンマン・マーク2 (アーマー・アンリーシュド版)

続編の「アイアンマン2」にてローズ大佐が装着。空軍基地でハマーの武器を大量に装備されウォーマシンに改造。後にマーク2の状態に戻した上でトニーの元へと返された。

 

◆マーク3

ムービー・マスターピース DIECAST アイアンマン アイアンマン・マーク3 1/6スケール ダイキャスト製 塗装済み可動フィギュア

ムービー・マスターピース DIECAST アイアンマン・マーク3

ーク2の飛行実験で判明した、高高度での氷結問題をクリアするために、材質を金とチタンの合金に変更して色を変えたのがマーク3。

古いコミックス版でも有名な金一色をJ.A.R.V.I.Sが提案するも、派手すぎるからとホットロッドを参考に赤を入れることに。ここでも原作へのリスペクトが光る。と同時に、機械いじりが大好きなトニーの遊び心も込められている。

更に、グルミラでの実戦投入の必要から多彩な武器も搭載され、社会的にも初めてその存在が認知されたスーツでもある。両掌のリパルサーレイと胸から発射するユニビームや、右腕内蔵のミサイル等、アイアンマンとしての基本機能がマーク3にて完成する

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ムービー・マスターピース DIECAST アイアンマン アイアンマン・マーク3 1/6スケール

やはりいずれもボディラインを崩さぬよう(機動性を重視してか?)、武装の数々は様々な場所に内蔵されている。

だが、相変わらずスーツの着脱にはかなり手間取っており、専用インナーを着込んだ上でかなり大型の装置を使って装着し(というより組み立て)ている。

 

◆マーク4

【ムービー・マスターピース DIECAST】『アイアンマン2』1/6スケールフィギュア アイアンマン・マーク4

【ムービー・マスターピース DIECAST】アイアンマン・マーク4

アイアンマン2」のメインスーツで、リアクターにパラジウムが使われた最後のモデル。マーク3のチューンナップ版だが、かなりデザインも変わっている。ゴツゴツ感が増し、パーツ分割がかなり細かくなっている模様スーツの着脱スピードの向上を図ったものと思われ、「アイアンマン2」冒頭ではマーク3とは打って変わってスムーズにアーマーを脱ぐ姿が見られる。

【ムービー・マスターピース DIECAST】『アイアンマン2』1/6スケールフィギュア アイアンマン・マーク4 (パワードスーツ装着機付き)

【ムービー・マスターピース DIECAST】『アイアンマン2』1/6スケールフィギュア アイアンマン・マーク4 (パワードスーツ装着機付き)

更に専用インナーも不要となり、普段着のまま上から装着できるようになった。尿の分解機能もあるとのことだが、酩酊状態のトニーの言説故、信憑性はやや薄い。

ローズが着たマーク2とのケンカでは性能の差がさほど認められないことから(トニーが本気ではないorローズの体術が性能差をカバーしている可能性も否定できないが)、戦闘力の大幅な向上は確認できない。

また、このマーク4以後、トニーに埋め込まれている心臓用リアクターとは別に、スーツ電源用のリアクターを装備(つまり2個のリアクターが同時稼働している)。

アイアンモンガー戦でのバッテリー切れからとった対策と思われ、スーツの着脱スピードと合わせて利便性の向上をとことん目指したものと思われる(裏を返せば戦闘時の性能はマーク2の段階でほぼ完成していた)。

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S.H.フィギュアーツ アイアンマン マーク4 『アイアンマン2』(魂ウェブ商店限定)

リアクターの副作用に苦しんでいた時期と重なっていたのもあってか、情緒不安定なトニーが有事以外にも長時間着用していた印象が強い。その意味ではトニーの愛着も強そうなスーツ。

 

◆マーク5

【ムービー・マスターピース DIECAST】 『アイアンマン2』 1/6スケールフィギュア アイアンマン・マーク5

【ムービー・マスターピース DIECAST】アイアンマン・マーク5

アイアンマンスーツの進化史として絶対に欠かせない存在、それがマーク5。

初めての完全携帯型で、マーク4までのスーツにおける最大の難点であった、装着の手間問題を一挙に解決した大発明品。普段は赤と銀のアタッシュケースにカモフラージュされている点も、往年のスパイ映画のようで、メカ好き男子のツボを押さえている。

何よりその装着シーンのインパクトとカッコ良さは凄まじく、登場時間は僅か2分足らずだが、マーク5が1番好きだと公言するファンも多い

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【ムービー・マスターピース DIECAST】 『アイアンマン2』 1/6スケールフィギュア アイアンマン・マーク5

但し、携帯型故アーマーが非常に薄く、1分ほどの戦闘でかなりボロボロにされてしまい、トニーが着ていたブルーのレーシングスーツが所々露出。耐久性は歴代でも最弱だった。しかし、マーク5が残したデータが基となり、後のマーク7で見られる自動キャッチ型スーツの開発が一気に進んだと考えられる。

しかし気になったのは、マーク5の耐久性の問題抜きに、高圧電流による攻撃がアイアンマンの弱点っぽいこと。

十分な強度を誇るマーク6でも、「アベンジャーズ」にてソーの雷撃をモロに直撃した際には同様にディスプレイのインジケータが大きく歪む等、これまでに見ないダメージを受けていた。銃弾や砲弾にはめっぽう強いアイアンマンも、精密機器の塊が故に、強力すぎる超高圧電流系の攻撃には弱いのかもしれない。

尚、飛行能力の有無については劇中未登場のため不明。但し、スーツの構造上フラップ等が仕込まれていないようなので、手足のリパルサーで浮上できたとしても飛行制御能力はかなり怪しいものになりそう。

 

◆マーク6

ムービー・マスターピースDIECAST アベンジャーズ アイアンマン・マーク6 1/6スケール 合金製 塗装済み可動フィギュア

ムービー・マスターピースDIECAST アイアンマン・マーク6

父ハワードの遺言と遺品を元に生成に成功した新元素・ヴィブラニウムを使った新リアクターで起動するスーツ。「アイアンマン2」の終盤〜「アベンジャーズ」中盤まで、比較的長く活躍した。

ナンバリングは飛ぶが、直接的にはマーク4の後継機。アーマーデザインに大きな変更はないことから、新リアクターによる安定したエネルギー供給とパワーアップが最大の特徴。それ故、胸部デザインが逆三角形に変更。わかりやすい見分けポイントともなっている。

また「アベンジャーズ」では、歩きながらシームレスな動きでスーツを脱ぐ姿が見られ、更なる進化の跡が伺える(マーク3の頃の苦労がウソのよう)。

アークリアクターそのものが強化された影響か、武装もより強力になっている。特筆すべきは手甲から放つ赤き閃光=ペタワットレーザー

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ムービー・マスターピースDIECAST アベンジャーズ アイアンマン・マーク6 1/6スケール

その名前が示す通り、「ペタ」とは10の15乗=1000兆ワットを超えるエネルギーの超兵器。強力すぎる為かカートリッジ式で、1度きりしか使えないまさに「奥の手」。両腕をクロスしてからの発射ポーズがカッコいい。

「アイアンマン2」の終盤で既にヘルメットがぶっ壊れてほぼ戦闘不能になっていたが、「アベンジャーズ」ではキレイに修理されて再登場(その際、ディスプレイカラーも青に変更)。

マーク7の開発も同時に進められていたとは言え、トニーもその性能を認めていたからこそ長く最前線で活躍したのだろう。

ソーとの戦闘やヘリキャリアの修繕、途中プロペラに巻き込まれてギタギタにされる等、かなり酷使された結果、最終的には飛行も覚束ないほどボロボロになってしまった。

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◆マーク7

【ムービー・マスターピース DIECAST】『アベンジャーズ』1/6スケールフィギュア アイアンマン・マーク7

【ムービー・マスターピース DIECAST】アイアンマン・マーク7

アベンジャーズ」の最終決戦で大活躍した決定版とも言えるスーツ

注目すべきはその装着方法。両手首のリングをセンサーに、アーマーポッドが自動追尾。背部から覆い被さるようにして一瞬で装着が完了する。

ロキに投げ飛ばされあわや…と思われた直後に舞い戻る姿は、原作版「仮面ライダー」をも彷彿とさせられるヒロイックかつドラマティックな名シーン。

ちなみにキーアイテムとなったブレスレットはなんと日本製。映画でコラボが決まった経緯は以下をご参照を。

Colantotte(コラントッテ) マグチタン NEO レジェンド M

Colantotte(コラントッテ) マグチタン NEO レジェンド M

※トニーの健康を気遣ったペッパーがプレゼントしたという設定があるそう。ほ、ほしい。

マーク6にてシームレスな装着機構が完成。そこに、マーク5で実験的に導入された、スーツ自らがアーマーを展開する装着システムをこのマーク7にも導入。トニーが開発当初から目指していた、装着時間の短縮と緊急時の即応性が一応の完成を見た訳である。

更に革新的だったのは、飛行時に両手両足を推進力としていた過去のスーツと違い、新たに背部スラスターを増設したこと。飛行中に両手の自由が利くようになり、飛躍的に戦闘時の機動力が上昇。ミサイル運搬シーンでは胸部スラスターもフル稼働。この機動力なしにアベンジャーズの勝利は有り得なかった。

しかしマーク7と言えばやはりその圧倒的火力量

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【ムービー・マスターピース DIECAST】『アベンジャーズ』1/6スケールフィギュア アイアンマン・マーク7

両肩や大腿部には大量の小型ミサイル。最強武器のペタワットレーザーも、スーツの動力と直結させることで一応無制限使用が可能となった。マーク6と比較しても、シルエットが変わるほどの武装強化。

※ちなみに胸のリアクターウィンドウが三角から丸に戻ったのは、ジョスウェドン監督の好みと言われている。

ソーやハルクといった超人たちの中でも「パワードスーツ型ヒーロー」としての個性を存分に発揮することとなる。

しかし、満を辞して完成させたはずのマーク7ですら、大量のインベーダーによる破壊行為という誰一人想定していなかった緊急事態には、弾切れ&エネルギー切れを起こし、トニーもあやうく死にかけた。

そしてこのニューヨーク事件は、ひどくトニーの精神を追い込むこととなる。

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◆フェーズ1スーツの魅力

「MCUフェーズ1」と呼ばれる頃のアイアンマンには、撮影用の全身スーツが実物で用意されていた。

アベンジャーズ/アイアンマン Mk-VII ライフサイズ バスト

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今後、フェーズ2、3のスーツも紹介していくが、フルCGで描かれることが増えてゆくアイアンマンの歴史において、実物で撮影されることも多かった黎明期の映像には、やはりCGでは勝てない独特の迫力がある。

勿論「寄り」の、アクションも少ない場面に使用は限定されるが、やはり実物の映像は説得力がまるで違う。

この1/1サイズスーツの制作に、シェイン・マハンという稀代のトップクリエイターが関わっていたことは付記しておきたい。「ターミネーター」や「プレデター」シリーズ、更には「バットマン リターンズ」に「ジュラシック・パーク」など、彼が携わった作品名を聞くだけで、彼の存在が気になるはずだ。

次回からは、アイアンレギオンとも呼ばれるマーク8以降のスーツを何回かに分けて扱うことになりそうだが、流石に情報量も少なくなる為、今回ほど長くはならないだろう。その分、妄想で隙間を埋めながら充実した内容を目指したいと思う。