◆宇宙一踊りたくなる動画◆
YouTubeでこの動画見つけてからもう毎日見てます。多分俺1人で1万回くらい再生してると思う。なんだこのかっこよすぎるB.B.クィーンズみたいな連中は?!(褒めてる)
そしてHigher Powerのあの字体とかすっげぇツボ。80〜90年代のエキセントリックポップみたいなの、多分大好きだわ…。
しかし見れば見るほどダンスに魅了されていく。とにかくダンスがカワイイ!!男の子はみんなカッコよくて、女の子もみんなカワイくて、要は全員がセンター。全員が自分の魅せ方を心得ていて、好き勝手やってるように見えても息がピッタリ。
何より楽しそう!!だから見てるこっちも踊りたくなる。至高のエンターテイナーだと思います。
そんな彼らの正体は「アンビギュアス・ダンス・カンパニー」(Ambiguous-Dance-Company)と言うソウルを拠点に活動するダンス集団。これを機にもっと人気になったらいいな。(http://producergroupdot.kr/portfolio/ambiguous-dance-company/)
◆意訳について◆
ということでドハマりしたこの曲、和訳します。例によって私は直訳をしません。原則意訳です。
しかもこのダンスビデオに合う和訳にしたので、coldplayの曲としては訳してません。多分普通のPVだけ見て和訳したらもっと真面目にやってたと思います。。。(笑)
いや、それ抜きにしてもこの歌とてつもなくポジティブなのでこっちも頭のネジ外して言葉探すのが本当に楽しかった!言葉選びはちょっと80年代ポップっぽくしたくてあえてダサい詞にもしてます。
...それにしても20年前はこんな暗い歌ばっかり歌ってたバンドだとは思えないな。
ちなみに今回の和訳、そのまま歌えるように音韻とリズム感に配慮しました。
英語は日本語と違って子音をベースに喋る言語なので短いフレーズに相当量の情報が詰め込まれますが、逆に日本語は母音をベースに喋る言語なので、情報量が少なく行間を読む力が求められる言語です。だから「ぜんっぜん訳してねぇじゃねぇか」と思われるかもしれませんが、当然英詞が元々持っていたニュアンスも汲み取った上で日本語にしています。詳しくは解説にて。
◆歌詞(和訳)◆
(橙...歌詞 / 青…和訳)
Three, two, one
3,2,1!
Sometimes I just can’t take it
ガマンなんて無理
Sometimes I just can’t take it
ガマンなんて無理
and it isn’t alright
無理無理無理
I’m not gonna make it
間に合わないかも?
And I think my shoe’s untied
靴ヒモほどけてるし
I’m like a broken record
マジメなんて無理*1
I’m like a broken record
マジメなんて無理
and I’m not playin’ right
無理無理無理
Just wanna go up higher, can we?
とんでいきたいかも!
Till you tell me I’m a heavenly photo
ボクとならサイコー?!*2
Hold tight (Hold tight)
ギュッと!(つよく)
Come on (Come on)
さぁ(さぁ)
Come on (Come on)
さぁ(さぁ)
Oh-oh-oh-oh-oh-oh-oh
Come on (Come on)
カモン(カモン)
Come on (Come on)
カモン(カモン)
Yeah, don’t let go
離さない!
Hold tight (Hold tight)
ギュッと!(ぎゅっと)
Hold tight (Hold tight)
ギュッと!(ぎゅっと)
Oh-oh-oh-oh-oh-oh-oh
“It’s alright, it’s alright” you said
ビビってるワケないじゃん*3
I’ve got my hands up,
この手伝わる
shakin’ just to let you know
バイブス感じてよ!*4
That you’ve got a higher power
それが!ハイヤーパワー!*5
Got me singing every second,
歌い続けるパワー!
dancing every hour
ダンシング・パワー!
Oh yеah, you’ve got a higher power
それが!ハイヤーパワー!
And you’re really someone
ホントの顔
I wanna know, ooh
見せてよ!
This boy is electric
きたよビビッ!て
This boy is electric
きたよビビッ!て
and you’re sparklin’ like the universe connected
宇宙一キミはまぶしい*6
And I’m buzzin’ night after night after night (Oh-oh)
寝てる場合じゃない!
This joy is electric
今もビビッ!と
This joy is electric and you’re circuiting through
今もビビッ!キミも感じた?*7
I’m so happy that I’m alive
生きてて良かったんだ
Happy I’m alive at the same time as you
キミと同じ今を生きてる実感
'Cause you’ve got a higher power
それが!ハイヤーパワー!
Got me singing every second,
歌い続けるパワー!
dancing every hour
ダンシング・パワー!
Oh yеah, you’ve got a higher power
それが!ハイヤーパワー!
And you’re really someone
ホントの顔
I wanna know, ooh
見せてよ!
(I wanna know, oh, oh, oh, oh-oh)
You’ve got, yeah, you’ve got a higher(×3)
それが それが、ハイ!
それが それがハイアー!
You’ve got, oh-oh-oh, oh, oh, oh-oh
You’ve got, oh, you’ve got a higher(×3)
それが それが、ハイ!
それが それがハイアー!
My hands up shaking
この手伝わる?
just to let you know now
キミへの愛!
You’ve got a higher power
それが!ハイヤーパワー!
You’ve got me singing every second
歌い続けるパワー!
dancing every hour
ダンシング・パワー!
Oh yeah, you’ve got a higher power
それが!ハイヤーパワー!
You’re once in any lifetime
1000年に1回!*8
I’m going a million miles an hour
時速100万マイル!
When for so long I’d been down on my knees
いつも 落ち込んだ日に
Then your love song saved me over and over
キミのラブソング 元気くれたから
For so long I’d been down on my knees
ずっと 落ち込んだ日に
Till your love song floats me on
キミのラブソング 届いた
Ee-oh, oh-oh
から!
◆解説◆
*1 マジメなんて無理
I’m like a broken record→直訳はもちろん、「ボクって壊れたレコードみたい」ってことなんですが、要はちゃんと再生されない壊れた状態=ボクもうぶっ壊れた状態だよ!って意味ならこの歌にピッタリだなと。あと、その前の同パートのフレーズ「ガマンなんて無理」と重ねることにしました。
*2 ボクとならサイコー?!
Till you tell me I’m a heavenly photo→直訳は「ボクが最高だって言ってくれるまで」という内容だが、個人的にはheavenlyに着目。最高を超えて「至上」とか「至高」ってことだろうが、この歌の雰囲気的にはカタカナで「サイコー」で良かろうかと。あとこの歌って、「キミ」の手を引いて高次元の世界へぶっ飛んで行く話だと解釈しているのでこんな感じにしました。
*3 ビビってるワケないじゃん
“It’s alright, it’s alright” you said→「ダイジョブダイジョブとキミが言った」という内容。新天地を目指して「キミ」の手を引く。その時の「震え」が「キミ」にも伝わった結果「大丈夫落ち着いて」って励まされちゃったのかなーと想像しました。
この「震え」の正体は不安でも恐怖でもない!ってのはこの続きで。
*4 この手伝わるバイブス感じてよ!
I’ve got my hands up, shakin’ just to let you know→ここに関しては意訳どころか正直曲解です(笑)
「ボク」の手は "hands"となっているため「両手」と解釈すべきところで、そうなると"shakin'"は「両手を振っている」ことを表現していることになります。事実、PVでもクリスは該当箇所で両手を上げています。
けれどその直前まで繰り返される"Hold tight"から「手をつないで走る2人」というイメージを引き継いで優先することにしました。
*3で書いた通り、繋いだ手から伝わる「震え」(※本当は「震え」なんて表現すら存在しないのだけれど)はもっとポジティブなもの=「武者震い」みたいなもの...「バイブス」だ!という思考過程をたどりました(笑)。
*5 それが!ハイヤーパワー!
That you’ve got a higher power=「キミはもっとすごい力を持ってるんだよ」という内容なので、ちゃんと訳すべきだと叱られそうですが、クリス本人がこの言葉に関して固有名詞のようにして語っているインタビューがありました(リンク見つけられませんでしたm(_ _)m)。
「ハイヤー・パワーというのは...」とか嬉々として語っているのを読んで、「あぁ、真面目に意味を訳す方がバカらしいな」と思い、もうそのままカタカナにしました。そしてその意味は歌詞の中から汲み取るものだと今は考えています。
*6 宇宙一キミはまぶしい
and you’re sparklin’ like the universe connected=「宇宙がつながったように君は輝いている」という内容ですが、日本語としてメロディーにのせるのが無理だったので(笑)意訳しましたがさほど外してはいないと思っています。とにかくこの歌はブッ飛んでるくらいにポジティブなのでこっちも頭のネジを外して言葉を探すのが本当に楽しかったですね。
*7 今もビビッ!キミも感じた?
This joy is electric and you’re circuiting through→"circuit"という言葉は「巡回」といった意味もあれば「電気回路」という意味もあるので、要は「この喜びは君という回路を通じて...」といった感じ?
そこから、「ビビッときた感動は、握った手を通じてずっとシェアしているよ」という内容にしています。
*8 1000年に1回!
You’re once in any lifetime=「キミは何代かに1人の存在」という意味だけど、そういう言い方は日本語ではあんまりしないので、よくアイドルとかに使う表現に置き換えました。
ただし「1000年に1人」だと特定の誰かにフォーカスしたラブソングっぽさが全面に出過ぎるかなぁと思ったので、「この一瞬は1000年に一度だけの経験」という意味にしたくて「1回」と訳しました。