ADAMOMANのこだわりブログ

特撮ヒーロー、アメコミヒーローを中心にこだわりを語るストライクゾーンの狭すぎるブログ

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ウルトラマン

ウルトラマングレート第6話 悪夢との決着

「ウルトラマンG(グレート) リマスター版」2020/7/25(土)CS初放送スタート! いよいよゴーデス編完結の第6話。強化されたゴーデスの登場と、吸収されてしまうウルトラマン、そしてまさかの大逆転…。あらゆる点でウルトラマン史に残る決戦となった本話。今…

「タッコングは謎だ」感想「ぼくがかんがえたさいきょーのタッコング」(ウルトラマンタイガ22話)

『ウルトラマンタイガ』第22話 「タッコングは謎だ」【『ウルトラマンZ』応援配信11】 "ULTRAMANTAIGA" Episode 22 ◆棒読みの子役 ◆二次創作のような新設定 ◆ウルトラマンタイガの見せ方 ◆改めてタッコングの魅力 ※2019年12月、本放送時の記事再掲。 唐突に…

帰ってきたウルトラマン 第34話「許されざるいのち」〜怪獣モノと70年代ロックの奇妙な融合(11月の傑作群)〜

不朽の名作「帰ってきたウルトラマン」。これまでも本作については折に触れて語ってきたが、中でも私のお気に入りエピソードを紹介、その深みを語ってゆきたい。 今回は通称「11月の傑作群」の一つとしても有名な第34話「許されざるいのち」をご紹介。 あら…

「シン・仮面ライダー」を探す旅 ④新しい古典特撮、仮面ライダークウガ

ここまでで、仮面ライダーシリーズが内包している「真(原点)」と「神(超越存在)」を明らかにしてきた。 「真」には「怪奇性」、「悲劇性」、「(時代劇)アクション性」の3つが、 「神」には環境破壊を繰り返す人類を超越し導く「大自然の使者」という使命が、…

「シン・仮面ライダー」を探す旅 ③原点を模索した80〜90年代(ブラック、真、ZO、J)

「シン・ゴジラ」の大ヒットと、「シン・ウルトラマン」公開決定の報せを受け、「シン・仮面ライダー」は生まれ得るのか?という安直な問いから始まった本シリーズ。 前回までの記事①②にて、仮面ライダーの原点(「シン・○○」の「真」要素)には、「怪奇性」、…

「シン・仮面ライダー」を探す旅 ①怪獣モノから怪人モノへ〜シン・ゴジラ、シン・ウルトラマンに続け!?

「シン・ゴジラ」の歴史的大ヒットは記憶に新しいが、続いて「シン・ウルトラマン」の製作が発表された。 日本の特撮史を支えた二大スーパースターが全く新しい切り口で現代アーティストたちによってリブート(或いはリビルド)されることにエキサイトしつつも…

【徹底比較】〜前編〜頼むぜフィギュアーツ!楽しみだよMAFEX!【徹底批評】(そんなに買ってないけど)

※2019年7月記事の再掲。 バンダイから発売されている長寿フィギュアブランド、「S.H.フィギュアーツ」。 人型キャラであれば1/12スケール、15センチ前後の大きさというコレクション性の高さと驚異の可動範囲、リアルで緻密な造形を売りに、アクションフィギ…

ウルトラマングレート第5話 悪夢からの使い〜闇に呑まれたスタンレーとジャックの葛藤〜

いよいよゴーデス編完結に向けた前哨戦、「悪夢からの使い」。 ある意味主役はスタンレー、で尚且つゴーデスの生態というものがおそらく最も丁寧に描写されたエピソードだったとも思う。悪魔に呑みこまれた親友の姿から、ゴーデスの生態も少し深掘りしてみた…

ウルトラマングレート第4話 デガンジャの風〜ゴーデスは何に取り憑いたのか?アボリジニの住む神々の世界〜

今回もウルトラマングレートのエピソードを扱うが、今回はこれまた曲者、「デガンジャの風」! しかし、グレートの作風を語る上である意味最も象徴的な本話。案外真面目に語られていないようなので、じっくりやってみたいと思う。 ちなみにCSでテレビ放送開…

ウルトラマングレート第3話 魅入られた少年(ゲルカドン)〜ジミーは死んだのか?〜

前回に引き続き、今回もグレートのエピソードを扱いたい。 とりわけ今回は非常に先鋭的なエピソードとなるため非常に難しかったが、そんな懐の大きい作品ほど、考察のし甲斐がある。深めれば深まるだけ、自分にとってその作品がより大切になる。 その意味で…

ウルトラマングレート第2話 凍てついた龍(ギガザウルス)〜神々による生命讃歌〜

過去何度か当ブログでも扱ってきた思い出の作品「ウルトラマングレート」。 日本を守る新たなウルトラマンがいなかった90年代、最新最強のウルトラマンは、ぼくらのグレートだった。だからこそ「思い出補正」も強いのかもしれない。 しかしそれを差し引いて…

神話になったウルトラマン〜ウルトラマングレートの魅力〜

『ウルトラマングレート』『ウルトラマンパワード』Blu-ray BOX、待望の発売決定! ◆原典の「隙間」を埋める描写 ◆ウルトラマンが現代社会に現れたら? ◆親子で楽しむ「新しいウルトラマン」 ◆神々の戦い ◆宇宙から来た悪魔 ◆原典の「隙間」を埋める描写 物…

ウルトラマンゼット第3話「生中継!怪獣輸送大作戦」感想〜怪獣プロレスの復活〜ゴモラはかわいそうだったのか?

毎週感想を書く気はないが、ちょっとネット界隈が一時騒がしかったので今話のみ扱ってみたい。 ウルトラマンゼット第3話について、 「倒されたゴモラがかわいそうだ」 という声が上がったらしいのだ。 『ウルトラマンZ』第3話「生中継! 怪獣輸送大作戦」-公…

ウルトラ兄弟の功罪〜なぜ新マンはぺったんこにしぼんだのか〜

◆カラータイマーを取られるとしぼむのは本当か? ◆ウルトラ兄弟という設定 ◆各作品が持つ「固有の作風」 ◆帰ってきたウルトラマン ◆ウルトラマンエース ◆ウルトラマンタロウ ◆ウルトラ兄弟の功罪 ◆カラータイマーを取られるとしぼむのは本当か? ウルトラマ…

「ウルトラマングレート」〜知ると見たくなる七つの事実〜

90年代、初の海外制作、OVAでのみ登場という特異な展開を見せたウルトラマングレート。しかし想像以上に日本人ファンにとってそそられる要素に満ちた傑作だった。そんなグレートのオススメポイントを7つ紹介する。

オタクに育てられたオタク〜「リアル描写」絶対主義に染められた90年代〜00年代〜グレート、ガメラ、ティガ、クウガ、バットマン…復活したヒーローたち

◆80年代末、特撮冬の時代 ◆復活の90年代 ◆革新の2000年代 ◆オタクが作る時代へ ◆こだわりの時代 今年で私も32歳。年齢が近い方は、私のこの感覚にどれほど賛同下さるだろうか。 そう、私は特撮モノの中でも、虚構をいかにも現実であるかのように描いたリアル…

ウルトラマンのいない日本に生まれて〜90年代、ウルトラ兄弟をVHSで追いかけた日々〜

今でこそ、偉そうにウルトラシリーズの各作品ごとの論評をしたりもするが、私が生まれた頃の日本にウルトラマンはいなかった。 だから私たちの世代にとってウルトラマンは、既に「ウルトラ兄弟」であり、かつて地球を守ったレジェンドであった。しかし、そん…

考察「帰ってきたウルトラマンはなぜ弱かったのか?」〜一体化する地球人と異星人〜

帰ってきたウルトラマンがなぜ弱いのか?理由を解き明かす。